五竜山荘宿泊レポート



長野県の北アルプスにある五竜山荘に宿泊した時の個人的な口コミというか宿泊レポートです。

五竜山荘

五竜山荘

五竜山荘は、日本100名山の一つ五竜岳の山頂手前にある山小屋です。

山頂手前にある山小屋なんですが、五竜岳山頂までは1時間くらいかかります。しかも、鎖場が連続するくらいかなり険しいです。

で、五竜山荘ですが、かなり大きい山小屋です。収容人数は300人です。なので、予約をしなくても構いません。

しかし、五竜岳は日帰り登山もしようと思えばできますが、たいていは1泊2日で登ります。

そして、縦走路の途中にある山小屋でもあるので、結構込み合います。

夏場は予約しておいた方が絶対にいいと思います。

なぜなら、私が宿泊したのは9月下旬の日曜日(翌日は月曜日)でしたが、かなり込み合っていて、受付時に「布団1枚に3人寝るようになるかもしれませんがよろしいですか?」と聞かれました。

「いや、よろしくねーよ!!」と心の中では思いましたが、「はい」しか言いようがありません。

で、1枚につき3人ほどは込み合いませんでしたが、予約をしている人の区画の方が空いている印象を受けました。

そういったこともあるので、念のために予約しておくことをおすすめします。

この日の込み具合については、後半に記述します。

五龍山荘は、入口を入ったら、受付と売店と玄関になっています。

Tシャツやペットボトルの飲料やビールなどが売られています。
とくに、五竜山荘名物の「山が好き酒が好き」Tシャツは、あちこちの山で着ている人をよく見かけますので、おすすめです。

受付と売店

受付と売店スペース

靴は袋に入れて、持って上がります。

玄関を過ぎて、まず最初に食堂があり、乾燥室が続いてあったと思います。

乾燥室

乾燥室

食堂は、昼食営業をしています。

食堂

食堂

その先が両側に寝室的な区画が広がります。

廊下

廊下の両側に寝る区画があります

で、一番奥に男女別のトイレがあります。
トイレは、なかなかきれいです。

トイレ

トイレ。和式と様式の両方があります。

トイレの手洗い場が洗面所代わりです。歯を磨いても顔を洗っても構いません。

トイレまでの途中に、2階に行く階段がありました。
でも、私が見ていた限りは2階は誰も宿泊しているような感じはしませんでした。

こんなに混んでいたら、普通は開放するでしょ!これだから、日本の山小屋は!お客様という意識を持っている山小屋がほとんどない。

で、私の区画は、よりにも寄って一番込み合っている区画でした。
その区画だけを指定され、あとは「その区画の人でどう使うか話し合って決めてくれ」ということでした。

寝室

寝る為の区画と寝具はこんな感じです。

で、悪いことにタイミングが同じ人が一緒の区画に割り当てられるということでもなく、後から人が来るので、そのたびにどうするか?の話し合いが。

さらに、全員がそこにいるわけではないので、加えてややこしくなる。
正直、このシステムには腹が立ちました。

最低と言われるオンシーズンの富士山の山小屋でさえ、超狭いながら自分の場所は指定してくれます。

ほんと、最悪です。

おまけに、私の区画が圧倒的に密度が濃いかったです。布団1枚に2人くらいでした。
他は、布団1枚に1.2人くらいでした。

それで、2階は使用していないときたもんだ。
こんな状態なのに、1泊2食で9800円。びた一文安くならない。

せめて、2階を使用して、寝る場所も割り当てられ、本当にやることをやっているのであればまだ許せるが、こんな最悪の状態だったのでもう2度と五竜山荘に泊まることはないと思いました。

山仲間から聞く五竜山荘の評判はよかったので、残念です。

ちなみに、私はオンシーズンの富士山の超込んでいる山小屋にも泊ったことがありますが、それに匹敵するくらい不快な思いをしました。

ついでに、布団も枕もあり、寝具自体は普通です。
荷物は、寝る区画横の廊下に置いてくれと言われました。なので、廊下は荷物であふれかえっていました。

五竜山荘の部屋に関しては、こんな感じです。

次は、食事です。

込み合っていましたので、何回かに分けられていました。

五竜山荘の夕食が、カレーライスです。
私の時は、玉子の入ったハンバーグカレーのようなカレーでした。
他の山小屋のカレーよりワンランク上のカレーライスと言ってもいいでしょう。味もかなり美味しかったです。

夕食のカレー

夕食のカレー

カレーライスとお汁のおかわりは自由にできます。

朝食は、5時からスタートで先着順です。

朝食は、標準的な山小屋の朝食といった感じです。ご飯とみそ汁のおかわりは自由です。

朝食

朝食。なかなかボリュームがあります。

正直、五竜山荘の食事は悪くないと思います。

なお、食堂の入口に無料の水があります。
これを水筒やペットボトルに入れることが出来ます。

ですが、この水は天水を煮沸したもので、若干臭みがありました。

他に五竜山荘について書くことと言えば、携帯の電波は、ドコモはしっかり入っているようでした。ソフトバンクは、ほとんど入りませんでした。AUは不明です。

充電に関しては、受付の前に有料(60分100円)の充電コーナーがあります。これは助かります。

風呂は、もちろんありません。

最後、晴れていたら景色はかなりいいです。
立山方面はもちろん、富士山や八ヶ岳・南アルプスまで望めます。

五竜山荘の入口前から見る五竜岳

五竜山荘の入口前から見る五竜岳

八ヶ岳・富士山・南アルプス

五竜山荘の入口前から見る八ヶ岳・富士山・南アルプス


ご来光も最高です。
星空はかなりきれいです。

五竜山荘の前には、椅子とテーブルがありますので、知らない登山者と談笑しながらそういったものを楽しむことが出来ます。

以上、五竜山荘についてのレポートでした。

色々辛辣に書きましたが、私は、たまたま込み合う日の、その中でも一番込み合っていた区画にまわされたからの感想かもしれません。

スタッフの愛想もいいので、無理して五竜岳登山の日帰りをせずに、五竜山荘に宿泊してのんびりと楽しむ方がいいと思います。

2017年9月下旬


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