会津駒ケ岳登山レポート



会津駒ケ岳は、福島県にある日本100名山のひとつで、東北地方で3番目に高い山でもあります。標高は2133mです。

燧ケ岳平が岳から見ると、会津駒ケ岳の山頂部はかなり平らです。ゆえに、それほど景色がよさそうではない地味なイメージがありました。

でも、地元の人に聞いたら、紅葉が美しい山だと言っていました。

その会津駒ケ岳の登山口は、キリンテとメインで最短の桧枝岐の滝沢橋の登山口があります。

私は、国道352号線滝沢橋の登山口から会津駒ケ岳に登山しました。
といっても、そこから1kmちょっとは舗装道で車で行くことができます。

その先に駐車場があり、そこから数百m歩いたら会津駒ケ岳登山口の階段です。
ただ、駐車場はあまり広くなく20~30台くらいしか停めれないと思います。

会津駒ケ岳登山口の駐車

会津駒ケ岳登山口の駐車場

この駐車場の所にはトイレがなく、トイレは滝沢橋の所にきれいなトイレがあります。なので、車で上まで行く人も、そこでトイレを済ませておきましょう。

会津駒ケ岳の滝沢登山口は、階段から始まります。実は、ここが一番急だったりします。登山口から会津駒ケ岳山頂までは5.3kmと出ています。

会津駒ケ岳登山口

会津駒ケ岳登山口

登山道はよく整備されていて歩きやすいです。道幅も決して細くはありませんし、岩がゴロゴロしているわけでもなく非常に登りやすいです。斜度も時たま急な所はあるものの登山道としては普通です。ゆえに、ペースが上がります。

会津駒ケ岳登山道

会津駒ケ岳登山道。歩きやすいです。

やがて、ベンチがあり、広くなっている中間地点に到着です。休憩ポイントです。
ここの下には水場もあるようです。

中間地点

中間地点。かなり広いです。

ここから会津湖駒ケ岳の山頂までは2.9kmと出ています。つまり、登山口から2.4km登ってきたわけです。

中間地点から先も、しばらくは中間地点までと同じような感じで登っていきますが、前半戦よりも急さが楽になっていると思います。

会津駒ケ岳登山道

会津駒ケ岳登山道。前半戦よりも楽です。


そして、木道が出てくると、駒の小屋はもうすぐです。
会津駒ケ岳の山頂も見えてきます。
さらに、視界が開けてきて、やっと景色が見えてきます。

木道

会津駒ケ岳山頂が見えてきました

駒の小屋に到着です。
駒の小屋は宿泊できますが、完全予約制の山小屋です。

駒の小屋には、100円の有料トイレがあります。
イスとテーブルもたくさんあり、ここが昼食のポイントですね。
大きな池塘もあり、眺めもよく、非常に気持ちのいい場所です。

駒の小屋

駒の小屋とイスとテーブル。小屋の裏にはトイレもあります。

駒の小屋の所は、滝沢から以外の、キリンテや御池方面からの登山道との合流点です。ここから、キリンテまでは、8.8km、御池までは10.1kmと出ています。

まあとにかく、会津駒ケ岳はすぐそこ(0.7km)なので、大きめの池塘を横に、山頂を目指します。山頂までは、ほとんどが木道です。

駒の小屋前の池塘と会津駒ケ岳

駒の小屋前の池塘と会津駒ケ岳。

だいたい登りきった先で、中門岳方面への巻き道を進まず、右に折れ、少しの登ると会津駒ケ岳山頂に登頂です。

分岐

正面が中門岳。右に曲がれば会津駒ケ岳山頂です。

会津駒ケ岳山頂自体は、だいたい木に囲まれて景色はいまいちなんですが、すぐ下からは素晴らしい景色を眺めることができます。

会津駒ケ岳山頂

会津駒ケ岳山頂

まず、今登ってきたきた方面の眺めですが、正面の燧ケ岳の双耳峰具合がいいですね。
山々としては、至仏山、日光白根山、男体山、那須岳などですね。
空気が澄んでいたので、遠くの雲が邪魔しなければ富士山も見えていたと思います。惜しい。

南東方面のパノラマ

南東方面のパノラマ。燧ケ岳の双耳峰がいい。

反対の中門岳方面に下った先では、飯豊山や、越後駒ケ岳、中ノ岳などの山々ですね。
そして、これから縦走していく中門岳方面が一望できます。

北西方面のパノラマ

北西方面のパノラマ。左端が越後駒ケ岳と中ノ岳。

会津駒ケ岳からの景色は、下界が望めるというより、周りの山々を眺めるといった感じです。

この時の会津駒ケ岳からのパノラマ動画(ヤマDO!)

会津駒ケ岳山頂からの景色を堪能した後は、中門岳まで縦走します。

中門岳への縦走路を望む

中門岳への縦走路を望む

前日の越後駒ケ岳山頂にいた人から「ほとんどの人が会津駒ケ岳だけで下山するけど、池塘がきれいなので、中門岳までぜひ行ってみてください」と言われていました。

ゆえに、中門岳まで縦走します。
中門岳までは2.2km、けっこう遠いです。

まずは、山頂から平らな部分まで下ります。
巻き道と合流し、木道を進んで行きます。

時たまアップダウンがありますが、完全に池塘を眺めながらのハイキングです。
晴れているおかげですごい気持ちがいい縦走です。

中門岳への縦走路

中門岳への縦走路。池塘がたくさんあります。

30分ほどで、大きな池塘があり、そこにベンチと中門岳の標柱があり、それには「この一帯を云う」とあります。どうやら、中門岳ははっきりと山頂というのがあるわけでなさそうです。

中門岳山頂部の大きな池塘

中門岳山頂部の大きな池塘

それでも、まだ少し先があるので、進んでみます。
5分くらいで、木道が池塘を囲んで1周しており、そこが中門岳の先っちょという事になります。

先端部

先端は池塘の周りを木道が1周しています。

景色は、それまでとそれほど変わりません。
どうやら、中門岳のメインは、さっきの大きな池塘の所のようです。
という事で、そこまで戻り、休憩します。
ちなみに、中門岳の標高は2060mと登山地図にはあります。

先端部からの景色

先端部からの景色

その後は、下山開始です。
木道でひたすら駒の小屋を目指します。
巻き道で会津駒ケ岳山頂をとばします。

駒の小屋のベンチで休憩し、本格的に下山です。
ベンチでは、たくさんの人が休んでいました。これを見た限り、中門岳まで行く人は、ごく一部の人だけなんだなという事がよく分かりました。

下山は、道もいいし、急坂も少ないので、かなり楽な方だと思います。
しかし、風が吹いてどんぐりが落ちてきます。当たると意外に痛いです。

ということで、会津駒ケ岳登山口まで下山してきました。

会津駒ケ岳は、比較的登りやすい山です。難易度も高くないので、初心者でも大丈夫です。ただし、木道が多いので、雨の日や木道が乾いていない時は、かなり滑ると思います。

山頂からの景色に関しては、絶景とまでは個人的には評価できませんが、いい景色であることは間違いないです。

晴れた日に、時間と体力に余裕があれば、中門岳まで池塘を眺めながら縦走してみるのもいいと思います。

コースタイム 登山口 → 60分 中間地点 → 60分 駒の小屋 → 15分 会津駒ケ岳山頂 → 35分 中門岳 → 40分 駒の小屋 → 45分 中間地点 → 45分 登山口

2015年9月下旬




注目!30%楽に登れるようになる見て学ぶ登山教室

登山は、道具選びから技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。

しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。
そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。

それを見て登山を学び、登山ライフを楽しみましょう。
登山ができると、旅行の幅がう~んと広がりますよ。

あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の
『目で見てわかる登山教室』楽しいトレッキング講座

初期費用0円!格安スマホ【UQmobile】

コロナ禍だからこそ自宅であのライザップのダイエットしませんか?

サブコンテンツ

あなたにおすすめの宿情報

このページの先頭へ