北陸新幹線つるぎに乗ってみた



北陸新幹線つるぎ号は、金沢駅と富山駅間58.6kmを結ぶ新幹線です。

北陸新幹線の開業で、金沢駅から直江津駅までの並行在来線である北陸本線は、JRから切り離され第3セクターの鉄道会社になりました。

それに伴い、大阪から富山駅を結んでいた特急サンダーバード、名古屋から富山駅を結んでいた特急しらさぎが、金沢駅止まりになり、富山駅まで連絡するためのいわゆるシャトル便の必要性が出てきました。

その役目を担う富山駅連絡新幹線が「つるぎ」というわけです。

個人的には、そのまま在来線特急を延長させたらよかったのにと思います。

なぜなら、つるぎは金沢駅と富山駅間を22~23分で結んでいますが、在来線の特急も40分足らずで結んでいました。
これだけ見ると、時間的に早くなっていそうですが、乗り換え時間を考えるとほぼ同じ時間になるのです。

さらに、高岡駅に行くには、新幹線つるぎだと新高岡駅で2度目の乗り換え時間があり、かなり余分の時間を食うことになります。高岡市は少し大きめの街なので、高岡市民には迷惑以外何物でもないのではと思います。

JRの公務員的な経営方針には、毎度あきれ返るのみである。さすが、元公務員組織。

とはいえ、そのつるぎに乗車してきました。
そのレポートです。

金沢駅の新幹線ホームに上がると、北陸新幹線つるぎが待っていました。

金沢駅に停車中の北陸新幹線つるぎ号

金沢駅に停車中の北陸新幹線つるぎ号

この先端の青いデザイン、まさしく北陸新幹線。テンションが上がります。

つるぎは、12両編成の新幹線です。
このうち、8~10号車と12号車は乗車することができません。

1~4号車が自由席、5~7号車が普通指定席、11号車がグリーン車です。

最初に書いた通り、金沢駅-富山駅間の所要時間は20分ちょっとです。グリーン車に乗る人ってどうなの?って感じです。

私は、もちろん自由席です。
だって、この距離を利用する乗客だけが基本なのに自由席車両が4両もあるんですよ。座れないわけがない。

私がつるぎに乗車した日は、元旦でした。バリバリの繁忙期ですが、余裕で座れました。というか、スカスカでした。

つるぎに関しては、普通指定席すら取る必要性はほぼ無しと分析します。

自由席車両の車内ですが、座席は2列と3列の横5列の構造です。他の新幹線と同じです。ちなみに、指定席も同じです。

つるぎの自由席車内

つるぎの自由席車内

富山駅方面に向かって、右手が2列席で、反対側が3列シートです。
指定席を取る人の為に、2列席の窓側がE席で、通路側がD席です。
反対側の3列シートの一番窓側がA席で、真ん中がB席、通路側がC席となっています。

座席ですが、いわゆる新幹線の自由席といった座り心地です。枕があるのがちょっぴり豪華です。

2人席

2人席。テーブルはこんな感じです。枕もあります。

3人席

3人席。側面下にはコンセントがあります。


シートピッチは、他の新幹線と同じだと思います。在来線特急の自由席よりも新幹線はやや広めで足元ゆったりで座ることができます。でも、フットレストはありません。

テーブルは、座席背面のテーブルです。いたって普通のテーブルです。
座席背面には、網状のマガジンラックとコートフック、ドリンクホルダーがあります。
あと、窓枠の所にも、ペットボトル等を置けるスペースがあります。

自由席って考えると、なかなかの充実ぶりです。

座席背面

座席背面はこんな感じです。雑誌も入っていました。

他の設備としては、窓側の側面にはコンセントがあります。この点は、700系ののぞみとかと同じです。

車窓ですが、E席からは、空気が澄めば北アルプスの山々を遠くに望むことができます。
A席に関しては、特に目立つものはないかもしれません。
でも、金沢駅―富山駅間は、トンネルが少ないので、窓側席がおすすめです。
とはいえ、つるぎの乗車時間はあっという間ですよ。

ついでに、自由席車両にあるトイレですが、洋式のウォッシュレットのトイレです。新しいだけあってさすがです。そこいらのグリーン車のトイレよりいいんじゃないでしょうか?

最後に、つるぎには車内販売はありません。まあ、乗車時間が短いですから仕方ありません。

以上、北陸新幹線つるぎの自由席に乗車した際のレポートでした。

2017年1月上旬

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