庚申山荘宿泊レポート



庚申山荘は、栃木県日光市にある山小屋です。

庚申山の直下にある山小屋ですが、庚申山だけ登山するのであれば、行程的には全く庚申山荘に宿泊する必要性はありません。

100名山の皇海山のメイン登山口に行くには、未舗装林道を15㎞以上走らないといけません。

そういうのを敬遠したりする人が、庚申山経由で皇海山に登る時に使う山小屋が庚申山荘です。

銀山平から皇海山に登るには、かなり長いコースになるうえに、鎖や梯子が連続する区間があります。

よって、銀山平から皇海山を日帰りするのは、かなりの体力と技術が求められます。

そのコースの途中に庚申山荘はあります。なので、このコースでの皇海山登山は1泊2日が一般的になるわけです。

私も、銀山平から皇海山登山をした時に、庚申山荘に宿泊しました。
この時のレポートです。

庚申山荘

庚申山荘。右の建物がトイレです。山荘前には椅子とテーブルもあります。

まず、庚申山荘は、食事付きの山小屋ではありません。
オンシーズンの土祝前日とかでなければ、管理人さんもいません。
そんな山小屋なので予約も必要ありません。

で、どこで受付するかというと、銀山平にある「かじか荘」です。

河鹿荘で受付しなくても、庚申山荘には料金箱がありますので、そこの紙に記入してお金を入れたらいいようです。

もし、管理人さんがいれば、管理人さんに支払えばいいと思います。

私は、オフシーズンの平日だったので、管理人さんはいませんでした。だけど、最初にかじか荘で受付を済ませていました。

ちなみに、宿泊料金は2050円。

庚申山荘の見た目は、かなり立派です。部屋もいくつかあります。

2階建てになっていて、2階は寝室です。
1階にも寝室が2つあるので、かなりに人数が宿泊できます。
庚申山荘が満員になることはまずないでしょう。

2階のデッキから山荘前を眺めたらこんな感じです。

簡単に中を説明すると、入り口を入って右手には自炊場があります。

蛇口が数個あり、濁らせないために、絶えず水を流しています。そんななので、正直、飲むのはかなりきついと思います。顔を洗うくらいは大丈夫ですが、歯磨きにすら使いたくない人はいるというくらいの水質だと思っていた方がいいでしょう。

庚申山荘には水場はないと思っておきましょう。

自炊室

自炊室。蛇口から出る水は飲めたもんじゃありません。

話を戻して、入口の左手には、椅子とテーブルがあります。いわゆる談話室や食堂みたいなものですね。

食堂兼の談話室部分

食堂兼の談話室部分

その背後には神棚も。庚申山は信仰の山ということですね。

で、その奥には、寝室があります。
寝室には、布団がありますので、飯豊山や朝日岳の山小屋のように、寝袋を持参しなくていいのが助かります。

私は、この寝室で寝ました。

ここ以外にも、自炊場の隣と2階も寝室です。

寝室

1階の寝室のひとつ。寝具一式あります。

2階部分の寝室

2階部分の寝室

トイレは、山小屋の外に立派なバイオトイレがあります。
もちろん、トイレットペーパー完備です。

このバイオトイレを作動させるために、スイッチを押してエンジンをかけおそらく発電します。そのあとで、撹拌スイッチを作動することが出来ます。

トイレの所にも水場はあるのですが、中と同じ水だと思います。

庚申山荘のトイレ

トイレ。かなりきれいです。

ちなみに、私は、16時前に庚申山荘に到着しました。
着いたときは、誰もいませんでした。
そして、やはりというか予想通りこの日の宿泊者は私一人でした。

はっきり言って、すげー心細かったです。
庚申山荘には、明かりがありませんので、ヘッドランプが必須です。

オフシーズンの平日であれば、山の中にポツンと建つ明かりのない山小屋に、一人きりで泊まるという覚悟を持っておかないといけません。

そんな感じの庚申山荘でしたが、私はヘッドランプの明かりを頼りに、一人で晩酌をして、さっさと寝て翌日に備えました。

なんだかんだ言って、快適に泊まれました。

銀山平から皇海山登山をするのであれば、日帰りするよりも、2時間半程度しか短くなりませんが、庚申山荘で宿泊する行程にした方が無難だと思います。

最後に、私は、その日でたゴミや2日目に必要ないものを「下山時に回収します」の貼り紙を付けて置いて皇海山に行ったので、その分軽くできました。

もちろん、帰りにちゃんと回収していきましたよ。

以上、庚申山荘宿泊レポートでした。

2017年9月下旬

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