黒島のレンタカー



沖縄県の八重山地方に、黒島という離島があります。

黒島は、ハートの形をしているので別名ハートアイランドと呼ばれています。
牛がたくさんいる島で、起伏がない小さな島です。

黒島は、石垣島から近く、石垣港の離島ターミナルから船で30分とかからず着くことができます。

黒島は、先ほど書いた通り、起伏が無い小さな島なので、黒島を観光するには自転車が一番です。
北海道を彷彿させる牧歌的な風景を自転車で回るのは最高です。

その自転車ですが、レンタサイクルもあるのですが、民宿に泊まれば、たいてい無料で自転車を貸してくれます。
各民宿とも、港まで送迎してくれるのが普通なので、本当に便利な島です。

私は、黒島に行ったとき、母と一緒でした。
母は高齢なので「自転車は乗れるかどうか不安」ということだったので、さすがに徒歩はきついだろうから、なにか手段はないか調べてみました。

そうしたら、なんと「黒島レンタカー」というレンタカーがありました。
でも、観光案内所の人も、レンタカーがある事を知らないくらいマイナーなレンタカーです。

ということで、私は、その黒島レンタカーにすることにしました。

この黒島レンタカーが実はビックリで離島ならではなので、そのレポートを書きました。参考にしてください。

黒島レンタカーの電話番号は「0980-85-4211」です。
けっこう電話に出ません。

なぜなら、後で分かったことですが、おそらく、個人がレンタカー登録して、自家用車を貸しているという状態だからです。

要するに商売というよりも、ついでという感じですね。そもそも黒島にレンタカーなんて普通は必要ないんですよね。でも、私のような人もいるので、大変ありがたいです。

で、予約して、当日、石垣の離島ターミナルを出発する時に電話しました。
この会話が面白かったです。

だいたいこんな感じです。

「港に着いたら、そこの駐車場に「黒島レンタカー」と小さく書いてあるシルバーのタントがあるから、それに乗ってくれ。

鍵はそのままつけてあるから。私は、石垣に用事があるので、車(レンタカー)を乗って行って港に置いておくので、そのままの乗って夕方までに、鍵はさしたままでまたその辺に置いておいてくれ。

料金は3000円で、ダッシュボードに入れておいて」

略すとこんな感じです。
すごい!!さすが、沖縄の離島!

黒島レンタカー

今回私が借りた黒島レンタカーのタント

実際に行ったら、本当にそのままだったので、言われたとおりにしました。

その車も、「わ」ナンバーでレンタカーなのですが、家で使う車と兼用って感じです。
掃除も行き届いていません。もちろん、ナビもETCもありません。

ちなみに、沖縄本島も沖縄自動車道くらいしかないので、ETCが付いている自家用車は少ないです。
※レンタカーには付いています。

さて、話を元に戻しますが、どうも保険とかも自賠責のみのようです。その辺りは、理解してのレンタカーですね。

ただ、黒島は、人もほとんど住んでいませんし、車も皆無です。竹富島みたいに観光地化もしていませんので、観光客のレンタサイクルもほとんど走っていません。

なので、よほどのことが無い限りは、事故というのは起こりえません。

本当に北海道みたいです。

結局、お互いに顔を合わすこともなく、レンタカーをレンタルして返しました。

いや~こんな体験は他ではできません。
たいへん面白い土産話ができました。

ということで、そういうことを理解しての黒島レンタカーは、味があり大変面白いですよ。

2017年2月中旬

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