キリマンジャロ登山の難易度

キリマンジャロ登山の難易度について書いてみます。

登山を趣味として続けていると、富士山よりも高い山に登りたいという欲求が出てくる人はかなりいると思います。

そういう人たちが、まず最初に目指すべき山は、台湾の玉山か、マレーシアのキナバル山が最適だと思いますが、一気にキリマンジャロ登山をするのもありだと思います。

だって、キリマンジャロって、アフリカ大陸最高峰というセブンサミッツの一角ですし、登山をしていない人でも知っているビックネームですから!

ということで、最もメジャーで優しいマラングルートでのキリマンジャロ登山の難易度について書いてみました。

私がキリマンジャロに登ったのは、西遊旅行のキリマンジャロ登山ツアーでした。

キリマンジャロ登山は、ガイド・ポーター・コックを付けなければいけません。なので、個人で行くより、ツアーで行く方がいいと思いますし、その方が登頂成功しやすいと思います。

キリマンジャロの登頂成功率は約50%と言われています。
数字だけを見ると、難易度は決してやさしくないのが分かります。

しかし、これは高山病の影響が大きく、技術的な難易度ははっきり言って全く高くありません。

それに、一応登頂したとみなされるギルマンズポイント(標高5681m)での登頂成功率であれば、8割以上はあるのではと思います。

実は、ギルマンズポイントで登頂を断念したり、ガイドにこれ以上は危険だと判断され下山させられる人が結構います。私の隊も半分の人が撤退しました。

ということで、具体的に見てみます。

私たちというか、たいていの場合の登山日程は5泊6日です。

初日は、マラングゲート(標高約1800m)から標高約2700mのマンダラハットまでの約10kmを登ります。

登るというより、たまに急な部分はあるものの完全にハイキングレベルです。ジャングルの中を登る日本離れした楽しいハイキングです。

登山度

ジャングルの中をマンダラハットに向けて上ります

ちなみに、赤道直下とはいえ、標高が高いので暑くはないです。

マンダラハットは、小さな寝室棟が点在する日本の山小屋クラスの快適さの山小屋です。トイレは水洗トイレがありますが、外なのでちょっと面倒です。

マンダラハット

マンダラハット

食事は、コックが作ってくれます。ツアーなので、日本人の口にも合うような料理を作ってくれています。結構おいしく満足の食事です。

あと、風呂はもちろんありませんが、朝と夕に洗面器1杯のお湯をくれますので、顔を洗ったり、濡れタオルで体を拭くことができます。

この先の山小屋であるホロンボハットもキボハットも、似たり寄ったりの環境と待遇です。すべての宿泊がそこそこ快適な山小屋なので、そういう観点ではキリマンジャロ登山の難易度を下げてくれます。

2日目は、標高3720mのホロンボハットまでの約10kmの登山です。

というか、ハイキングです。でも、3000mを超えての長時間の行動なので、かなりゆっくり目のペースです。まさにポレポレです。

ホロンボハットに向けて

ホロンボハットに向けて緩やかに登って行きます

ホロンボハットは、富士山頂に泊まるのと同じ標高です。軽度の高山病の症状が出ている人もいました。

ホロンボハットとマウェンジ峰

ホロンボハットとマウェンジ峰

ホロンボハットの水洗トイレ

ホロンボハットの水洗トイレ。紙はありません。小便器もあり。

ホロンボハットからキボ峰を望む

ホロンボハットからキボ峰を望む

3日目は、ホロンボハットに連泊しての高度順応日です。

この高度順応日があるかないかはかなり大きいのではと思います。

私は、標高4100mくらいの位置にあるゼブラロックへの4時間くらいのハイキングに参加しました。もちろん、山小屋でのんびり過ごすこともできます。

ゼブラロック

ゼブラロック

4日目は、標高4700mの地点にあるキボハットまでの約9㎞の道のりです。

4000m以上の世界を行動するこの日からが本番といっても過言ではありません。
しかし、登山道はすごく平坦です。サドルといわれる高山砂漠の景色は圧巻です。

サドルの中に続く登山道

サドルの中に続く登山道

キボハットに着いたら、遅い昼食を食べて仮眠です。spo2の数値が80以下の人が続出のこの高度で仮眠するのはなかなかに難しいです。起床時間は22時です。日常では寝る時間です。

キボハットから見るマウェンジ峰

キボハットから見るマウェンジ峰。完全に雲の上の世界です。

キボハットから見上げるキボ峰。

キボハットから見上げるキボ峰。

キリマンジャロのアタックは、日が変わるくらいに出発するのが普通です。
西遊旅行の場合は、それよりも早く出発して、ゆっくりしたペースで登り登頂確立を上げる日程で行っています。

起きたら、食事としてビスケットなどを食べ23時に出発しました。5日目?のスタートです。

ちなみに、50ドルでプライベートポーターを雇うことができます。雇えば空身でアタックすることができますし、登頂をサポートしてくれます。したがって、登頂確立を上げることができます。

なので、私は躊躇することなくプライベートポーターを頼みました。
このプライベートポーターを付けることでキリマンジャロの難易度を下げることができます。

さて、実は、ここからギルマンズポイントまでの約5㎞は完全に登山です。ここまでがハイキングだったので、この高度でいきなりの登山になるのでめちゃきついです。

しかも、私の時は吹雪ました。キボハットから先も、普通は雪はないのですが、5㎝くらい積もりました。

吹雪の中登ります

吹雪の中登ります。

キリマンジャロアタックの気温はマイナス10度くらいを想定しておかないといけません。装備も夏の富士山レベルだと話になりませんよ。

で、6時間かけてギルマンズポイントに到着です。この頃、雪は止みました。

このギルマンズポイントからキリマンジャロ頂上(5895m)であるウフルピークまでは、距離約2㎞、標高差200mです。技術的に難しい個所も急なところもありません。ハイキングレベルの稜線歩きです。ただし、高高度なので地獄のハイキングです。

なお、ギルマンズポイントでも登頂証明書が出ます。

私は、まだ余裕があったのでウフルピークを目指します。

ギルマンズポイントからステラポイントに向けて

ギルマンズポイントからステラポイントに向けて出発!

最初は、稜線の内側に入ります。そして、40分で標高5739mのステラポイントに到着しました。
なんかあっという間に着きました。

で、写真を撮ったらすぐにウフルピークを目指します。

ステラポイントから先は、稜線または外側を進むので、景色は最高です。この時点では完全に晴れていました。

ウフルピークに向けての登山道

ウフルピークに向けての登山道

ウフルピークまでは1時間15分かかりました。

この区間で私の体調は急変しました。激しい頭痛、体がだるくて動かない、眠い、いくら息を吸っても足りない、こんな症状が一気に襲ってきました。ほんと、気絶するかと思いながら進みました。

ちなみに、登頂成功した全員が「気絶しそうだった」言っていました。

山頂に着いた時の達成感は半端なかったです。涙が止まりませんでした。

ウフルピークにて

ウフルピークにて

ウフルピークからの大パノラマ

ウフルピークからの大パノラマ。氷河がすごい!

でも、こんなボロボロの体で下山が待っています。もう、とにかく1分でも1秒でも早く1mでも高度を下げたいという思いでいっぱいでキボハットを目指します。

マウェンジを見ながらの下山

マウェンジを見ながらギルマンズポイントへ向けて下山します

下山時は好天のおかげで、かなり雪が融けていました。

登りでは雪が積もっていたし、ジグザグ登っていたので分からなかったのですが、ギルマンズポイントからキボハットまでのかなりの区間が砂走り状態です。

その歩き方を知っていれば、まっすぐにハイスピードで一気に下ることができ、かなり楽になります。

途中で、砂走りの下り方を知らずに恐る恐る下りている仲間がいましたので、砂走りの下り方を教えました。そうしたら、すごいペースアップしていました。

このことから砂走りの下り方を知っておく方が楽ですよ。

キボハットに戻った後は、かなり長めの昼食休憩です。私は、食べることができませんでした。

そのあとは、ホロンボハットまでの長い道のりを戻ります。私は高度が下がったおかげで、途中で元気になりましたが、それに反比例して疲労を自覚できました。それまでは、疲労なんて自覚できないほど高度障害がでていました。高度が下がると本当に治るんですね。

ホロンボハットに戻った時は、満身創痍でした。
なにせ、距離にして20㎞以上、約15時間の行動をこの高さでしていたわけですから当然です。

ただ、行きは感じられたホロンボハットでの空気の薄さは全く感じなくなっていました。これが高度順応という事ですね。

6日目、ホロンボハットから20㎞の道のりを一気に下山します。
長いですが、なんてことはないです。

で、マラングのゲートで登頂証明書をもらい、ビールで乾杯しました。

さて、日程とか、区間区間についてはこんな感じです。

キリマンジャロの難易度についてまとめてみます。

まず、キリマンジャロは、世界の高峰の中では最もやさしい部類の難易度です。しかし、決してやさしい山とは言えません。

まず、技術的な難易度は、低いといっても過言ではありません。キボハットまではハイキングです。そこから先も普通の登山レベルです。技術的には、初心者でも十分です。もちろん、雪山ではありませんので、アイゼン・ピッケルはいりません。

次に体力面です。

アタック日の行動時間が12~17時間くらいあるので、その体力を求められます。富士山5合目からの日帰り登山は余裕でできるくらいは必要です。

メインの高度ですが、高山病の症状は少なからず出ると考えてください。富士山とは完全に別次元です。すげーきついと思っておいてください。

最後は、環境ですが、登山道はよく整備されいますし、コースの途中途中にはトイレもあります。山小屋も、まあまあ快適ですし、そういった意味では難易度を下げてくれます。

というのが総合的に見たキリマンジャロの難易度です。キリマンジャロは高度がほとんどすべてと考えてもいいくらいの難易度です。

なので、水分をしっかり取る・深呼吸を心がける等の高山病対策はしっかりしましょう。

では、どれくらいのレベルの人がキリマンジャロ登山に挑戦できるかという事を私なりの経験からいうと、3000m以上の経験、それもできたら宿泊経験があればなおよいです。

併せて、12時間くらい行動できる体力が必要です。

はっきり言って、富士山を日帰り登山できるのであれば、挑戦してもいいのかなと思います。ああ、あと、丸5日以上風呂に入らないことができるのは必須ですよ(笑)

まあ、挑戦できるのかなと思ったら、ツアー会社に自分の経験と力量を話して、お伺いを立ててみてください。過度に恐れていると登れるものも登れなくなりますよ。

あと、やはり個人で手配して登るより、登山ツアーの方が登頂成功率は上がると思います。

それと経験則からアドバイスすると、ギルマンズポイントからがとにかく長いです。ギルマンズポイントで、気持ちを切らさないでください。

最後、山頂の紫外線はすげー強いですよ。日焼け止めだけでなく、日焼け止め成分の入ったリップもいります。でないと唇がずる剥けます。私はもちろん、ウフルまで行った仲間はほぼ全員ずる剥けていました。

以上、キリマンジャロ、「行けるかも、行きたい」と思ったらぜひチャレンジしてください。

2013年11月下旬

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