十方山登山レポート
十方山は、広島県廿日市市吉和にある標高1319mの山で、広島県有数の名山として知られています。
読み方は「じっぽうざん」です。
十方山は、その名の通り、山頂一帯は十方さえぎるもののないチマキザサの草原が広がり、十方を見渡すことができる展望の山です。
十方山の登山口は、最短と思われる恐羅漢山方面にあるシシガ谷登山口などあるのですが、私は、5月中旬に、おそらく最もメジャーだと思われる立岩貯水池の所の登山道から登山しました。
この時の十方山の登山レポートです
十方山の立岩貯水池の登山口は、県道296号線沿いの文字通り立岩貯水池の横にあります。瀬戸ノ滝への入口もあるので、走っていたらまず分かります。
なぜなら、駐車場もありますし、多目的トイレまであるきれいな水洗トイレまであるからです。
登山口は、瀬戸の滝遊歩道とは別にあります。看板も出ています。ですが、意外に細く地味です。
まあとにかく準備をして十方山登山開始です。
まずは、森の中をどんどんと登っていきます。
途中、瀬戸の滝への分岐がありますが、看板がありますので間違わないと思います。
ある程度登ったら、道は、比較的ゆるやかめで十方山を目指します。
約30分くらいで、瀬戸の滝から登ってきている道と合流します。ちなみに下山時は、ここから瀬戸ノ滝に下りました。
その先も、とにかく登りです。急な個所と比較的平坦な道の繰り返しで、だらだらとひたすら上ります。ロープが張ってあるようなところもありました。
そして、5合目に到着しました。
5合目は休憩ポイントといえますが、とくに何があるわけでもありません。
5合目を出ると、一度下りがあります。せっかく、こんなに登ってきているのに…
下り切ったら、今度は登りの開始です。
ある程度登ると笹が登場し、だんたんと開けてきます。
そして、最後ひと登りすると、視界が開けます。
ここから先は、下界こそ望めませんが、周りに山々を望むことができ、気持ちよく登ってくことができます。といっても、平坦レベルですので、
山頂に向けてペースが上がります。
とはいえ、十方山山頂は、遭難碑からでも、ちょと距離があります。
そして、十方山山頂に登頂です。
十方山山頂は広いです。
この日は霞んでいたのですが、景色はいいですね。
北側方面以外、名前の通り十方を望むことができます。
冠山などの周囲の山々が一望です。
空気が澄めば、瀬戸内海や四国の山々、日本海までもが望めるようですが、この日は残念ながらダメでした。
この大展望を眺めながら、昼食をとります。ですが、太陽を遮るものがないので、夏はかなり暑いと思います。
十方山山頂には、内黒峠や獅子ヶ谷へそれぞれの道があります。
下りは、往路を下山します。
下りは、スピーディーに下るには、ちょうどよい感じのコースなのでかなりペースが上がりました。
そして、瀬戸の滝から登ってきている道との合流地点まで戻ってきました。
せっかくなので瀬戸の滝を見て帰ることにします。
瀬戸の滝への道は、はっきり言って細いです。しかも急。さらに、やや分かりにくい。
さらに、分岐があるのにもかかわらず看板がない。
はっきり言って、かなり厳しいルートです。
道を知っている人がいないのであれば、瀬戸の滝は瀬戸の滝、十方山は十方山という風に、一度登山口に戻ることを強くおすすめします。
苦労しながらも、なんとか瀬戸の滝に到着しました。
瀬戸の滝は、なかなか豪快で見ごたえあります。来てよかった。
あとは、遊歩道?を登山口まで戻るだけです。距離は800mです。
そして、下山完了です。
十方山は、かなりいい山です。
シシガ谷から登れば、半分くらいの時間で登頂できるようですが、ちょっと長い(往復9㎞くらい)このルートは瀬戸の滝も観光できますので、私としてはこちらをおすすめします。
難しい所もありませんので、ぜひ登ってみてください。
コースタイム 登山口 → 65分 5合目 → 55分 十方山山頂 → 70分 瀬戸の滝への分岐 → 20分 瀬戸の滝 → 15分 登山口
2017年5月中旬
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