国道434号 松の木峠レポート
国道434号線は、山口県周南市から広島県三次市を結ぶ国道です。
といっても、広島県内は国道433号線と並走していますので、質的には周南市と廿日市市吉和を結ぶ国道といっても過言ではありません。
この国道434号線には、酷道区間がまだ残っている個所があります。要するに酷道434号線です。
国道434号線の酷道区間の代表が、広島と山口県境の松の木峠です。
この国道434号松ノ木峠を越えた時の、寂地峡辺りから広島県側の酷道レポートです。
松の木峠レポートのスタートは、寂地峡辺りからです。
私は、山口県最高峰の寂地山に登山した後で、走りました。
この辺りから、細い区間があります。
最も細い細い所は、完全1車線酷道です。でも、完全1車線部分は、ほんの少ししかありません。
で、国道434号は、くねくねと松の木峠へ向けて上っていきます。
といっても、曲がったら直線をしばらく繰り返すというような感じです。
道幅も1.5車線がほとんどで、車も幅寄せすればすれ違うことができるレベルの太さです。さらに、勾配も急勾配ではありません。
交通量も少ないので、カーブ以外なら時速40㎞~50㎞くらいのスピードで走っても大丈夫なレベルの酷道です。
ただし、路面は多少凸凹しています。
で、ガードレールが黄色いです。そういや、山口県のガードレールって黄色いんだったな。
そして、上り切ったら標高776mの松の木峠です。松の木峠越えの距離も長くはないし、酷道と意識していたのもあってか、あっという間に着いたって感じです。
国道434号の松の木と峠の面白い所は、山口県側と広島県側の景色が全く違うことです。
山口県側は、森の中を上って行くのに対し、広島県側は、広く開けた明るい高原です。
ほんと、松の木峠に着いた途端に一気に開けて、道も2車線の直線的になります。この景色のギャップはかなり面白いのではと思います。
あとは、国道186号線まで2車線の高原改装路を走ります。
国道434号線の松の木峠の酷道レベルとしてはC級酷道です。
ただ、峠を挟んで激しい上り下りというわけでなく、広島県側に上って行くという酷道なので、トンネルが掘られるということは、まずなさそうです。
交通量を考えると、今の状態でもそんなに酷道といえないので、完全2車線化するというのも当分なさそうです。
C級酷道とはいえど、いつまでも酷道としてあり続けてくれることを願っています。
2017年5月中旬