岳沢小屋の宿泊レポート
岳沢小屋は、北アルプスの穂高岳連峰の前穂高岳の下の標高2170m地点にある山小屋です。
前穂高岳自体は、日帰りできる山なのですが、私は、翌日に上高地をゆっくり散策したかったので、敢えて日帰り登山せずに、上高地の宿として、岳沢小屋に宿泊しました。
この岳沢小屋に宿泊した時の個人的な口コミ・評判というか宿泊レポートです。
岳沢小屋は、あまり大きくない山小屋です。なので、予約の人のみという山小屋です。でも、空いていれば泊まらせてもらえそうですし、もしもの時のためか、談話室にいくつも寝袋が用意されていました。
岳沢小屋は、かなりきれいな山小屋です。
大きく分けて、3段構造で3つの棟に分かれています。
一番下は、トイレ棟です。かなりきれいなトイレです。宿泊者以外もチップで利用できます。
真ん中は、受付・売店・食堂・談話室となっています。
一番上が宿泊棟です。宿泊棟にもきれいなバイオトイレがあります。
そして、真ん中の受付棟の前に、乗鞍岳を正面に眺めることができる眺めのいいテラスがあります。
このテラスは、最高ですよ。眼下に上高地、正面に乗鞍岳と焼岳、背後には穂高連峰の壁が!まさに絶景ポジション!
私は、岳沢小屋に荷物を置かせてもらって、前穂高岳をピストンしてきた後に、このテラスで生ビールを飲みました。喉が渇いているのだけでもうまいビールが、このテラスではさらに50%増しでうまく感じられます。
そうなんです、岳沢小屋には生ビール(800円)があります。しかも、スタッフ次第なんかもしれませんが、かなり丁寧に注いでいました。泡が細かかったんですよね。
なので、おかわりした時に、注ぎ方を見ていましたが、やはり丁寧に注いでいました。街中の居酒屋でも、適当に注ぐ店がほとんどなのに...
そんななので、冷えがイマイチの缶ビールよりも、+300円出してキンキンの生ビールを楽しむことをおすすめします。
宿泊棟の説明ですが、大きく左右に分かれています。
どちらも、小さめの部屋がいくつかあり、右の棟には談話室があります。
部屋の中には、布団が並べられていて、部屋名と〇番という風に指定されます。布団は、なかなか清潔です。
ザックなどの大きな荷物は、部屋の前の廊下にある棚に置きます。
食事ですが、揚げたてのアジフライがメインのおかずで、種類もあります。そして、アジフライはサクサクで美味しかったです。ごはんが、パサパサの山小屋ってよくありますが、そんなことはなくご飯もおいしかったです。
朝食も、おかずは何種類かあり、おいしかったです。
もちろん、夕食・朝食ともに、ごはんとみそ汁のおかわりはできます。
水場ですが、岳沢小屋は水が豊富な山小屋なんで、汲み放題です。歯磨きもできますが、歯磨き粉は環境に良くないから使用しないでほしい旨が書かれていました。
携帯の電波ですが、各社バッチリ入ると思います。少なくとも、私のAU系はバリバリに入っていましたし、ドコモは山小屋の人が入ると言っていました。
そして、特筆すべきは、使える時間は限られているのですが、食堂の前に無料の携帯充電コーナーがあります。なので、スマホやデジカメを充電することができます。これは、ありがたいですね。
他に、岳沢小屋について書くことと言えば、スタッフの愛想はかなりいいです。山小屋は、これがダメなところがよくあるので、この点も素晴らしいと思います。
夜は、月が出ていなければ、星がとてもきれいです。天の川もばっちりです。
岳沢小屋について、欠点を敢えて言うなら、テン場がちょっと離れているという点と、1泊2食の宿泊料金(10300円)がやや高いという点です。消費税が含まれているとはいえ、1万円オーバーはちょっと高いと感じました。
それでも、岳沢小屋は、私が宿泊したことがある山小屋の中では、トップクラスの快適な山小屋です。予約限定が基本なので、ぎちぎちに詰め込まれることもないでしょう。
私みたいに、あえて下山せずに、バカ高い上高地の宿の代わりに、宿泊するのも手かもしれませんよ。
かなりおすすめの山小屋です!!
2019年9月中旬
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