最悪だった瀬戸大橋開通30周年記念花火大会
2018年8月11日に開催された瀬戸大橋開通30周年記念花火大会(さかいで大橋まつり海上花火大会)に行ってみた個人的な口コミというか評価を書いてみました。
もともと、4月7日に予定されていたが強風で延期されたものが、今回の瀬戸大橋開通30周年記念花火大会です。まあ、今年だけ特別に坂出の花火大会がパワーアップしたわけです。
発数は15000発と中四国最大で全国屈指の発数となっていました。
ならば、私も瀬戸大橋開通30周年記念花火大会を見てみようと、早々と帰りのマリンライナーの指定席を取って、行ってみることにしました。
そして、8月11日の当日、18時くらいのマリンライナーで坂出駅に向かいました。
列車は、かなり混んでいました。
到着して、駅前の道をひたすら北に進んで海に突き当たったところが会場です。
有料席はありません。
途中、コンビニとかスーパーがあるので、買い出ししようと思っていましたが、どこもスタッフが全然足りていなくて、ものすごい列ができていましたので、買い出しをあきらめました。
普通、同規模の花火大会周辺の店であれば、限界までスタッフを増やしているところだと思います。
なので、出店をと思ったのですが、途中、出店はそれほどありませんでした。
で、会場に着きました。
私は、一番発射台に近いエリアを陣取ることができました。
で、瀬戸大橋開通30周年記念花火大会が始まりました。
カウントダウン「10、9…2、1」。ここでものすごく悪い点。
なんと、次が0でなくて「瀬戸橋開通30周年...」という感じで5秒以上引っ張ってから発射されました。
みんな0って言っているのに...
でも、まあまあ発射台から近かったので、なかなか最初はよかったです。
ところが、第2章の途中から、ところどころで「港湾内の安全確認」ということで花火が中断され始めます。
そのあとの3章も4章もそんな感じでした。
そして、尺玉50連発を含むラストフィナーレの第5章がやってきました。
それまでに、おそらく5000発も上がっていなかったくらいのレベルだったので「どれだけすごいフィナーレになるんだ!?」と期待は膨らみます。
ですが、それは砕けちりました。
第5章は、ゆずの「永遠の架け橋」の曲に合わせて打ち上げはじめました。
そして、1番が終わるくらいに、やや派手な上がり方をしました。といっても、3000発レベルのフィナーレにも満たないレベルの。
そのあと、一切上がらなくなりました。
永遠の架け橋の2番がむなしく流れていきます。
で、曲が終わったあたりで終わりということを告げるアナウンスが!!
周りで「ええ~!!???」という声が響き渡りました。
とはいえ、仕方ないので、帰ることに。
帰りは22時前のマリンライナーです。指定席を取っています。
で、予想はしていましたが、坂出駅大混雑。
ホームが小さいので、人が入れない。おまけに便もない。
そんなことは気にせずに、ガンガン進んでいきます。
駅構内は完全に蒸し風呂状態です。40度近くあったと思います。駅構内で熱中症で倒れた人はいると思います。
こうなることは分かり切っているのに、ほぼ準備できていません。
駅員も全然足りません。
あきれたのは、帰りの切符を買っていない人々の列のすごさです。花火大会では、帰りの切符は買っておくのが常識です。
で、とにかく、ホームに上がれない。
あとで分かったことですが、四国の列車は短いせいか、ホームの真ん中辺りで人々がだんごになり、全然進めなくなっていたわけです。
私が乗ったマリンライナーは、いつもより編成を増やして7両編成で来ました。
もし、駅員が、次のマリンライナーは7両で来て、ホームの端まで使ってくださいみたいな指示を出しているだけで、あの激烈な混雑と蒸し暑さは少しは解消できたと思います。
まあ、とにかくななんとかギリギリ乗ることができました。
瀬戸大橋開通30周年記念花火大会は、こんな感じでした。
私は、北は北海道、南は鹿児島まで全国30か所以上の花火大会を見てきましたが、こんなお粗末で最低で準備不足な花火大会は初めてでした。
花火大会に関しては、なんらかのトラブルが発生したのだと思いますが、予定の半分も打ち上げっていないはずです。
中四国最大の15000発で、例年の4万人レベルを大きく超える人が来ることくらいは予想できたはずなのに、ありとあらゆるところがお粗末、準備不足です。
最終的に6万人と発表されましたが、そんなことはありません。10万人は軽く超えていると思います。ここで10万人を超えていたと言えば、あの体制の非難は避けられないので抑えめに発表したんだと思います。
7000発レベルがあらかじめ分かっていたり、人をさばく準備不足が分かっていたなら、行きませんでした。
本当に、過去ぶっちぎりの最悪な花火大会でした。
2018年8月中旬