津志嶽登山
津志嶽は、徳島県つるぎ町にある標高1494mの山です。
津志嶽は、剣山から見ると、ラクダのこぶのような山頂をしており、なかなかに特徴のある山です。
この津志嶽を登山した時の登山レポートです。
津志嶽の登山口は、久藪集落にあります。
国道438号線を走っていると、石鉄山と書かれた赤い鳥居が建っている道があり、その道をどんどん上っていきます。
途中、分岐もあるのですが、案内もあります。
で、その道の終点が津志嶽の登山口になります。
車を停めることが事ができるスペースはあるのですが、車の回転場なので、駐車禁止です。
駐車場は、約500m手前のお堂になります。登山口にそう案内されています。
お堂には、20台くらいは停めることができるのではと思います。
お堂のところには、きれいな公衆トイレもあります。なので、車の人はここを登山口と考えましょう。
さあ、登山開始です。
登山口から、津志嶽の山頂までは900mほどの標高差がありますので、楽な登山ではありません。
まずは、作業用のモノレールの脇を平坦に進んでいきます。
その先に滝があり、そのあたりから上りになります。
かつて家が建ってたであろう石垣の脇を登っていきます。
足元はかなり悪いです。
そして、深い杉林の森の中なので薄暗い。夕方になると、ヘッドランプがいるのではと思わせるくらい暗いです。
おまけに、道がやや分かりにくい。
リボンを目印に進んでいきます。多少逸れることはあっても、目印さえ確認していけば問題ないと思います。
そんな感じで登っていきますが、結構急で、ひたすら上りです。
そして、ついに稜線まで登り切りました。
とりあえずはひと段落です。
そこを左に行くわけですが、右に10分で秋葉山らしいです。
私は、目もくれず津志嶽を目指しました。
しばらくは比較的平坦な尾根歩きです。
ほどなくして、津志嶽神社のお堂に到着します。
そこを過ぎて、やがて尾根の北側を進んでいきます。といっても、ほぼ尾根です。
ただ、この辺りから落葉のために道が分かりにくい所がままあります。
そして、鉄塔に到着します。
鉄塔は、かなり開けていますので、ここで小休止します。
鉄塔を過ぎると、ちょっと上りになります。
その先で、今度は尾根の南側を進んでいきます。その入口辺りに、落ちないようにワイヤーや鎖を張ってくれている箇所があります。とても親切です。
やがて、津志嶽シャクナゲ郷土の森という看板がある所に到着します。
ここがちょっとポイントで、登山道は左斜め後ろに大きく曲がります。
そこには小さな沢があり、それをまたいでいきます。
落葉しているとほとんど登山道感がありませんので、まっすぐ進みそうになります。
リボンも乏しいので、油断していると迷います。
そして、その少し先で道は再び大きく曲がり尾根道を進んでいきます。
久しぶりに急な上りです。
道はやや分かりにくいのですが、リボンがそこそこあるので問題ないです。
で、ピークに到着します。
最初、津志嶽山頂に着いたかと思いました。
ピークからは木々の間の道を進んでいきます。
少し下って、再び上りです。
それにしても、シャクナゲと思われる木がたくさんあります。
5月のシャクナゲの時期はとてもきれいだと思います。
で、手を使うようなちょっと急な上りを登り切ったら、今度こそ山頂かと思いきや、まだでした。
でも、そこからは山頂は遠くはありません。
そして、ついに本物の津志嶽山頂に到着しました。
最初のピークから結構距離がありました。
津志嶽山頂はやや広めです。
景色はほどんど広がりませんが、落葉しているので、ちらちらと望めます。
黒笠山なんかも見えます。
ただ、この最後の尾根道の途中に、多少視界が開ける場所がありました。
そこからは、落葉しているおかげで、剣山や吉野川方面の下界を望むことができました。
しばし、休憩し、来た道で下山します。
津志嶽山頂から先にも道は続いていました。黒笠山方面への縦走路だと思います。
下山は、登っているときに、わざと落葉を散らしていたり、ややこしい所は枯枝で目印を付けていたので、ほとんど迷うこともなく下山できました。
ただ、秋葉山方面との分岐から先の下りは、15時過ぎだというのに、予想通りかなり暗かったです。なので、日が沈む2時間前には通過しておいた方が絶対にいいですよ。
そして、下山しました。
津志嶽は、なかなか登りごたえがありました。標高差も小さくないし、距離もそこそこあるので、富士登山等のトレーニングとしては打ってつけの山だと思います。
展望はいまいちですが、なかなか楽しめました。
でも、やっぱり津志嶽に登るのであれば、シャクナゲの時期ですよ。
以上、津志嶽登山レポートでした。
以下コースタイムですが、暗くなると厄介と判断した為、急ぎ気味でのタイムです。
コースタイム 登山口 → 50分 稜線 → 30分 鉄塔 → 50分 津志嶽山頂 → 40分 鉄塔 → 25分 稜線 → 40分 登山口
2017年11月上旬
注目!30%楽に登れるようになる見て学ぶ登山教室
登山は、道具選びから技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。
しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。
そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。
それを見て登山を学び、登山ライフを楽しみましょう。
登山ができると、旅行の幅がう~んと広がりますよ。
あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の
『目で見てわかる登山教室』楽しいトレッキング講座