黒笠山登山

黒笠山は、徳島県三好市と美馬郡つるぎ町の境にある標高1703mの山です。

黒笠山(くろがさやま)は、山頂が少し尖がっていて、阿波のマッターホルンとも言われています。

その黒笠山を、白井集落の登山口からピストン登山した時の登山レポートです。

黒笠山の登山口は、小島峠もありますが、白井集落の登山口から私は登りました。

登山口への行き方は、国道438号線から県道261号線に曲がり、そこを5km程進んだ道路の脇に、分かりづらいですが案内があります。そこを右に折れて行ける所まで行ったとこが登山口です。

ちなみに、県道261号線をこのまままっずぐ進むと小島峠です。なお、県道261号線は、ほぼ1車線の険道です。

登山口には、駐車場というか、4台位駐車できるスペースがあります。もちろん、トイレはありません。

登山口の駐車場

登山口の駐車場というか駐車スペース

黒笠山・矢筈山縦走登山口との看板がありますが、要約すると「険しい登山道が続く。初心者や単独登山は自粛して」ということです。標高差も1000mちょっとなので、登り応えがありそうです。

黒笠山登山口

黒笠山登山口。ここを上ってすぐ左です。案内もあります。

準備をして、登山開始です。

まずは、軽い森をぬけ、鉄製の橋を渡ります。川の水がキレイです。

橋

最初の橋を渡ったら左に登ります。2つ目の橋は渡りません。

橋を渡ったら、その先にも橋があるのですが、そちらには行かずに、左に曲がります。ここ、最初の迷いポイントです。看板はありません。ただ、ほんのちょっと上がると「黒笠山・矢筈山」と看板があります。

あとは、深くて暗い森の中をまっすぐに登っていきます。

昔は、この森の中に家が何軒もあったようです。家が建っていたであろう石垣があります。なかには、廃屋として形をとどめているものもありました。

集落の跡

こんな森深くにあった集落の跡

途中の看板の数値から、登山口から黒笠山山頂までの距離が3.6kmと読み取れました。

登山口から30分で、黒笠神社の鳥居をくぐります。

黒笠神社鳥居

黒笠神社鳥居

鳥居を過ぎて少し上った先にも、家屋が立っていたであろう石垣があります。
昔は、こんな山奥にも家が建っていたとは驚きです。

暗い森の中を抜けたら、広葉樹林の区間に入ります。
葉が散ったあとなので、登山道が分かりにくい。
ただ、50mに1個くらいでピンクリボンが目印としてあります。
それをたどって登っていきます。

登山道

まだ登山道と分かります。

20cm位しか幅がなく、滑落注意の危険な場所もありました。

それよりなにより、落葉がつもっていて登山道が分かりにくいというより、落葉が無くても登山道が分かりにくい。
道を知らないと、リボンがたよりです。

登山道

もはや登山道といえません。ピンクリボンが目印。

ここで、ふと気づきました。この登山道は、夕方は完全に山の陰に入るので、16時を過ぎたらリボンが見えなくなるだろうということに。

登山開始時刻が12時だったので、進むか撤退かということを考えながらの登山になりました。これは、14時までにどこまで登れるかということで判断することにしました。

問題はもう一つありました。下りでもリボンは見えるのかということです。
なので、登りながら随時振り返ってリボンをチェックという感じです。

そして、数回迷いながらも、黒笠神社に到着しました。なんと、鳥居から1時間20分。

黒笠神社

黒笠神社。鳥居からは完全にちょっとした山に登るくらいの登山です。稜線まであと少し。

黒笠神社から上は、少し道が分かりやすくなります。
そして、少し上れば稜線に出ます。

稜線に出た所

稜線に出た所。稜線の道は細いが今までより分かりやすい。

ここまでくれば、ひと踏ん張りです。
あとは、黒笠山まで尾根道を進んで行きます。

最初のピークから見る黒笠山

最初のピークから見る黒笠山。尖がっています。

rel="nofollow"> 尾根道は細いですが分かりやすいです。
それに明るいので、気が楽です。
剣山とジロウギュウの眺めがいいです。

黒笠山まで200mという地点で、矢筈山方面の分岐があります。
ちなみに、矢筈山へは3.1kmと出ていました。

で、最後の登りです。
最後の登りは、阿波のマッターホルンといわれるだけあって、2つのロープ場と鎖場があります。

ロープ場

ロープ場

頂上直前の鎖場

頂上直前の鎖場。高さは4mくらいなので、大したことないです。

といっても、短いし、それ程難しくもありません。

そして、ついに黒笠山山頂に登頂しました。

黒笠山山頂

標高1703mの黒笠山山頂

黒笠山山頂は、狭いです。
景色は、360度の大パノラマが広がります。
この日は霞んでいたんですが、かなりのものでした。

やはり主役は、剣山と次郎笈の眺めです。やっぱり高いですね。

剣山と次郎笈

塔丸と丸笹山の向こうに剣山と次郎笈を望む。

三嶺の眺めもいいですね。
矢筈山もすぐそこです。
吉野川方面の下界も望めます。

矢筈山

右奥にあるのが矢筈山。四国の山深さが感じられます。

吉野川方面を望む

吉野川方面を望む

あまりの景色の良さに、時間がないことも忘れてゆっくりしてしまいました。

で、下山開始です。

黒笠神社までは、問題なく下りれました。

しかし、そこから先はリボンを探しての下山です。
落葉が無くても分かりにくい極みなので、3回迷いました。
ただ、下山のことを考え振り返ってリボンを確認しながら登山したので、少なくともリボンは見える箇所にあるというのは分かっていました。

非常に分かりにくい登山道

非常に分かりにくい登山道をリボンをたよりに下ります。

「迷ったら確実な場所まで戻る」という鉄則で動いていたので、どれも50m程度の迷いで済みました。

そして、読み通り、15時半を過ぎると、この森の中の登山道はかなり暗くなりました。ヘッドランプは持っていましたが、ヘッドランプで50m範囲のリボンを探しながらの下山はちょっときついだろうなと思いました。

最終的には、16時過ぎに下山できました。
最後の特に暗い森は、下界より1時間分暗かったです。

ほぼ休憩なし、さらにハイペースで登ったので、疲れました。
途中の迷い区間のアドベンチャー感は半端じゃありませんでした。
とくに、時間が迫る下りでの迷いはハラハラドキドキでした。

最後のコースタイムは、相当早いペースと考えてください。

黒笠山は、たしかに初心者向きの山ではありません。
道を知らないのであれば、単独もよくないですね。

この日は、平日でしたので、誰一人として会いませんでした。

とはいえ、登っているという実感が持てる山ですし、山頂からの景色もいいので、悪くないと思います。

難易度は、中四国の山としては高めです。

あと、当たり前ですが、早い時間から登りましょうね。でも、落葉の時期でなければ、ここまで道が分かりにくい山ではないと思います。

コースタイム 登山口 → 30分 黒笠神社鳥居 → 80分 黒笠神社 → 15分 稜線 → 20分 黒笠山山頂 → 25分 黒笠神社 → 85分 登山口

2016年11月上旬

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