あら鷲宿泊レポート



あら鷲は、北海道網走市にあるとほネットワークに加盟している相部屋民宿です。

とほ宿とは、北海道を中心に旅人どおしの交流を楽しめるように工夫された、一人旅歓迎の男女別相部屋の旅人宿です。ユースホステルの民宿バージョンですね。しかし、オーナーさん自体も旅人だったりして、ユースよりもさらに旅人が楽しめるような宿になっています。

そのあら鷲に宿泊した個人的な口コミというかレポートです。

あら鷲

冬だと雪原の中にある1軒宿あら鷲

あら鷲の場所は、網走市の中心街から少し離れた、道道76号線を能取岬方面に進んだ先の丘の上になります。
バイクや車だと問題ないのですが、JRや飛行機だとちょっと遠い(網走駅から7km)です。そこは、1回300円で網走駅やバスセンター等まで送迎してくれます。

あら鷲の周りは畑で建物はほぼなく、まさに北海道というロケーションです。しかも、オホーツク海を見下ろせます。

そんな最高のシチュエーションのあら鷲は、なんとオーナーさんが一から手作りしたこだわりのログハウス風の宿です。
中に入ると木の香りがしっかりします。
とても手作りとは思えません。

部屋は、1階と2階にあります。
2階の大部屋が男性部屋になることが多いようです。
私は2階の大部屋だったのですが、2階の部屋の窓からもオホーツク海を望むことができます。
コンセントも部屋にありました。

2階の大部屋

2階の大部屋。カーテンを開けると絶景が広がっています。

1階には、食堂と談話室とお風呂・トイレがあります。
1階の談話室の窓が、あら鷲のホームページでも紹介されている窓です。
この窓からの絶景が、まるで絵画のようです。

談話室兼食事スペース

談話室兼食事スペース。絶景の窓が素敵すぎです。

私は2月中旬に宿泊したので、窓からは流氷のオホーツク海という絶景が広がっていました。

窓から見る流氷

あら鷲の窓から見る景色。海に浮いているのは流氷です。

あら鷲の宿全体として、部屋もトイレも廊下もどこもきれいで掃除が行き届いています。

ところで、北海道のとほ宿は、冬は閉めていたり、開店休業状態の宿が結構ありますが、あら鷲はどちらかというと夏より冬がメインの宿という感じがしました。

なぜなら、あら鷲が主催する氷瀑ツアーというクロカンで巡るツアーなどがあるからです。そして、宿がセッティングするカンパ制の飲み会は、基本的には冬しかしないとオーナーさんが言っていました。

その飲み会は、あら鷲特製の果実酒数種類をメインにスナックなどおつまみが出てきます。かなりおいしいですよ。冬場なので、薪ストーブで暖かい部屋で飲むサッポロクラシックは最高です。

なお、氷瀑ツアーは、一人5000円(昼食・保険付)とちょっと高めなのですが、流氷が接岸していたら流氷の上を歩くことができたり、とにかく評判がいいです。実は、わたしも氷瀑ツアーを申し込んでいたのですが、爆弾低気圧のせいで網走自体が陸の孤島になるほどの荒天だったので、中止になりました。

陸の孤島となった網走のコンビニ

陸の孤島となった網走のコンビニ。弁当・パンのコーナーはほぼ完売です。

談話スペースは、漫画が充実しているとかではありません。
旅人同士で会話を楽しんだりして、ゆっくりと時間の流れを楽しむスペースです。

食事は、日替わりで全く別のものになります。
私は3連泊したのですが、夕食は、かに丼、ジンギスカン、鍋と全く別のものでした。
で、あら鷲の食事の特徴ですが、自家栽培の有機野菜と比内地鶏の原種の卵が美味しいということです。

夕食

夕食の一例。この日は大当たりのかに飯。めちゃウマでした。

朝食

朝食の一例。卵がウマい!!

あと、お酒の持ち込みも可です。ただし、自由に保存できる冷蔵庫はありません。
あら鷲でも、ビールと日本酒などを販売しています。

あと、あら鷲について書くことといえば、冬はスノーシューなどを貸してくれます。
宿の周りをスノーシューハイクして楽しむことができます。

また、雪掻きを手伝わせてくれます。
あら鷲にとっては、雪掻きの負担が減り、客としてみれば雪掻き体験ができ、まさにWINWINの関係です。

有料ですが洗濯機もあります。
これは、旅人として助かりますね。

携帯の電波は、ソフトバンクでもバリバリ入っていました。

以上が、あら鷲の宿泊レポートです。
あ、そうそう。宿泊料金は1泊2食で6300円です。
冬場はそれにプラスして暖房代400円。

とほ宿の中では、トップクラスの宿代になります。
それが唯一の欠点といえば欠点ですが、私は大満足でした。
また宿泊して、今度こそ氷瀑ツアーに参加したいと思います。

2015年2月中旬

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