医王山登山レポート
医王山は、岡山県備前市にある標高301mの山です。
中国100名山の一つである熊山の南東に医王山はあります。
その医王山を登山してきました。その登山レポートです。
医王山の登山口は、大ヶ池の北東、国道2号線を1本北に入った道の少し北にあります。
JR伊部駅から十分歩いて行ける距離です。
ちょっと分かりにくいので、地図を参照ください。
医王山の登山口には、案内看板も何もありません。なので、駐車場もトイレもありません。
近くの道で、駐車禁止でなく通行の迷惑にならない所に停めるしかありません。
トイレは、旧山陽道の伊部の休憩所が一番近いと思います。
で、医王山登山口の最大の目印は墓地です。つまりは、墓地が登山口という事です。
そして、どう進んでいけばいいのかが非常に分かりにくいです。私も苦労しました。
これを見分けるポイントは2つあります。これさえ知っておけば、迷わないと思います。
一つは、目印のテープです。赤いテープが墓地の入口から、結構マメにあります。登山道がしょぼいので、えっという感じの個所もありますが、テープは裏切りません。
二つ目は、とにかく、しばらくは尾根道だという事です。その尾根道には、上に向かって電柱みたいなのが立っています。それに従って登山道は延びています。
この電柱は、下から見てよくわかりますので、登り始める前に何となく確認しておきましょう。
で、墓地の登山口から医王山登山開始です。
登山道は細く、ほとんどまっすぐに続いています。という事は、そうです、急登です。
はっきり言って、かなり急登です。最大斜度は40度くらいあるのではないでしょうか?
登山道は、相変わらず分かりにくいし、落ち葉も積もっています。でも、テープもあるし、何となく道というのも分かります。
ただ、そんな道なので、階段状に整備されているという事はありません。気を付けて上り下りしましょう。
途中、尾根道をそれ、左に進む道と思われるものがあります。とにかく、テープがある尾根道の上りが正解です。気を付けましょう!!
やがて、見晴らしのいい大岩に到着します。見晴らし岩ですね。
そんなに危なくないので、ぜひ登ってみましょう。
なぜなら、そこは、医王山で一番の展望ポイントだからです。
展望岩からの景色は、眼下には伊部の街並みが広がります。新幹線が走り抜けるのも見て取れます。
反対側を見れば、熊山方面も見えます。熊山の方が高いのがよく分かりますね。
景色を堪能した後は、医王山山頂に向かいます。
大岩から先は、上りは大したことがありません。しかし、1箇所だけ気を引き締めた方がいい場所があります。
遠目にみたら、一瞬「おっ」と思わせますが、そこに行くとそんなこともありませんでした。
そこを過ぎると、医王山山頂はすぐです。
医王山山頂は、三角点こそありますが、景色は全くありません。残念です。
ちょっとだけ休憩して、宮山に向けて縦走開始です。
道こそはっきり分かるものの、シダが茂っているようなところもあります。
で、結論からいうと、宮山は景色もありませんし、行く価値はないと思います。
ただし、医王山から宮山方面に少しだけ縦走すると開けた場所があり、今度は、南西方面の景色が広がる場所があります。
そこからは、眼下に大ヶ池を見下ろすことができます。
という事で、ここまで来て、あとは戻るのが無難だと思います。
医王山は、思ったより景色がいい山でした。
ただ、あまり人が登っていないのか道はよくありません。
それでも、熊山に登って、ちょっと時間が余ったというような時には、登る価値は十分あると思います。
以上、医王山登山レポートでした。
コースタイム 登山口 → 30分 展望岩 → 10分 医王山山頂 → 10分 山頂より奥の展望地 → 40分 登山口
2018年1月下旬
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