寒風山‐伊予富士縦走登山
寒風山は、愛媛県と高知県の県境にある標高1763mの山です。
伊予富士も、愛媛県と高知県の県境にあり、標高は1756mです。そして、日本300名山のひとつでもあります。
寒風山と伊予富士は、旧寒風山トンネルの登山口から方向こそ逆ですが、2山同時に登ることができます。
その寒風山と伊予富士の縦走登山レポートです。
登山口は、旧寒風山トンネルの所にあります。
そこには、駐車場もありますし、きれいな公衆トイレもあります。
食堂もありますし、水場もあります。
ちょっとした登山基地という感じがします。
登山口からは、まずは縦走路の桑瀬峠まで一気に登ります。
いきなりの急登で始まり、最初のうちはそれが続きます。
上部はいくらか緩やかになりますし、視界も広がりますので、爽快な気分で登っていきます。
そして、桑瀬峠に到着です。
標高は1451mのようです。
寒風山まで1時間20分と出ています。
桑瀬峠はちょっと開けています。休憩ポイントです。
昔は、ここが伊予と土佐の交通の要衝っていうのだから、昔の人は大変だ。
桑瀬峠をから右に行けば寒風山や笹ヶ峰方面です。
反対に行けば、伊予富士です。
つまり、ここを起点として、往復の縦走をするわけです。
最初は、寒風山に向かいます。
最初はそうでもないのですが、途中の岩峰に向けてかなりの急登が続きます。
梯子も所々かかっています。かなり険しいです。
岩峰まで登ると、一度急坂で少し下ります。
あとは、寒風山に向けて登るだけです。といっても近くはありません。
そして、寒風山山頂に登頂です。
寒風山山頂は、広くはないけど狭くもないという感じです。
景色ですが、あんなに晴れていたのですが、ガスって駄目でした。
ガスってなければ360度の大パノラマが広がっているようです。
ここから先も笹ヶ峰方面への縦走路が続いていますが、今登ってきた道を桑瀬峠まで戻ります。
桑瀬峠からは、今度は伊予富士方面に向けての縦走です。
縦走路は、比較的緩やかです。
最初のピークを過ぎると、一度軽く下ります。
まさに心地よい縦走路。
そして、伊予富士の真下から、標高差150mを一気に急登で山頂まで登ります。
で、伊予富士山頂に登頂です。
伊予富士山頂は、寒風山よりも狭めです。
景色は、なんとか望むことができました。
石鎚山や瓶が森等の山々や四国の山々が一望です。
ただ、瀬戸内海方面は雲が多くよくありませんでしたが、もともとよく見えるわけではなさそうです。
伊予富士から下山するわけですが、私は東黒森方面に進み、瓶が森林道に出ている登山道で下山しました。
伊予富士登山口から先は、瓶ガ森林道をひたすら歩いて旧寒風山の所まで戻りました。
休憩時間抜きで1時間30分かかったので、8~10kmくらいの距離だと思います。
交通量は少ないですが、車に注意しましょう。また、灯が無いそこそこの長さのトンネルもあります。
ということで、伊予富士からは、桑瀬峠まで戻って下山したほうが早くて楽ですよ。
私なら1時間20分もあれば下山できると思います。
でも、私のように、色んな道を楽しみたいというなら、こういう選択肢もありなのかなと思います。
寒風山と伊予富士の感想ですが、私以外にも両方登っている人はいました。
時間と体力があるのであれば、両方登ってみることをおすすめします。
コースタイム 旧寒風山トンネル → 40分 桑瀬峠 → 50分 寒風山山頂 → 35分 桑瀬峠 → 60分 伊予富士山頂 → 30分 伊予富士登山口 → 90分 旧寒風山トンネル
2016年5月中旬
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