旅物語宿泊レポート
旅物語は、北海道ニセコ町にあるとほネットワークに加盟している相部屋民宿です。
とほ宿とは、北海道を中心に旅人どおしの交流を楽しめるように工夫された、一人旅歓迎の男女別相部屋の旅人宿です。ユースホステルの民宿バージョンですね。しかし、オーナーさん自体も旅人だったりして、ユースよりもさらに旅人が楽しめるような宿になっています。
その旅物語にバリバリのスキーシーズンである2月中旬に宿泊した個人的な口コミというかレポートです。
旅物語の場所は、ニセコ駅から数km離れた道道66号線沿いにあります。ニセコアンヌプリ国際スキー場の近くです。
ニセコ駅からは、以前は送迎してくれていたのですが、今は、ニセコ町のコミュニティバスであるにこっとバスの利用となっています。
にこっとBUSは、利用者の予約に対応して、自宅等から町内の目的地まで運行する形態のバスです。なので、あらかじめ予約が必要となります。帰りの予約も忘れずに!なお、そのバス料金300円は宿が負担してくれます。
旅物語は、おしゃれなペンション風の建物です。
玄関を入ると談話室があり、右手に洗面所とトイレと風呂があります。
左手は食堂です。
そして、特筆するべきは、玄関横に乾燥室みたいなスキー板などを置いておく部屋があります。
そうなんです。
ここは、世界屈指のパウダースノーの聖地ニセコなのです。
旅物語も、ニセコアンヌプリ国際スキー場のすぐ近くで、ニセコビレッジ、グランヒラフと3山共通のチケットを買えば、そのまま3つのスキー場を滑り倒すことができます。
なので、レンタルも手配してくれますし、国際スキー場まで送迎してくれます。
ということで、旅物語は、夏より冬の方がお客さんが多いという宿なのです。
しかし、ここでちょっと本音を書きます。
実は、スキーシーズンは、連泊してスキーを楽しんでいるリピーター常連客が旅物語には多いんですよね。それも、超常連客。
みなさん、とほ宿に泊まるだけあって一人客がほとんどなのですが、なんか、みなさん顔見知りで、関係ができていて、さらに、非常に排他的で内輪ネタで盛り上がっていて、入っていきにくいにもほどがある。
その日に宿泊していない超常連客のネタで盛り上がられても、ついていけないし、おもしろくないにもほどがある。
そういう状態なので、話を振ってくれない。話しかけても、盛り上がらない。そんな感じです。
あ~この人達は旅人ではないんだなと思いました。
全員が全員ではないけど、正直言って冬場の旅物語の超常連客はうざい!
でも、そんなことはオーナーさんも分かっていているのか、部屋割りでそういう人達でない人が同じ部屋になる様に気を遣ってくれているようです。
今回、旅物語は2回目でしたが、前回もその印象を強く受けました。それでも、そこまで常連でなかったり、初めてのお客さんもいるわけで、とても楽しい宿である点は誤解しないでください。
ちなみに、2日目の夜は、超常連客達が外に食事に出てくれたおかげで、そうでない人ばかりでの宿の食事の時間はかなり色んな話題で盛り上がって楽しかったです。やっぱり、とほ宿ってこうでなくっちゃ。
話を元に戻して、旅物語の宿の設備について書きます。
部屋は2階です。
寝室はベッドで、きれいな部屋です。
そこには、パソコンもあり、利用させてもらえます。 トイレは壁一面に写真や色々なものが貼ってあったり、置いてあったりして非常に面白いですね。 食事は、小鉢などは各自あるのですが、メインのおかずは大皿のものを取り分けて食べるスタイルです。なるほど、噂通りかなりのボリュームです。 そして、生ビールもあります。
生ビールでなくても、談話室にある自動販売機のビール等を買って食事中に持ち込めます。
食事の後、落ち着いた頃に、食堂で飲み会がはじまります。
これこそ北海道の旅人宿。
ただ、これがスキーの超常連客で占められていたら面白くないです。
オーナーさんが面白い人なので、ある程度はカバーされるのですが、それでも限界があります。
翌日の朝食ですが、これも結構なボリュームで、おいしいです。
スキーに行く場合は、腹が減るので、この朝食はありがたいです。
他に、旅物語について書いておくことといえば、宿から歩いてすぐの場所に温泉があります。
有料ですが、洗濯機と乾燥機もあります。
携帯の電波もバリバリです。
以上が、旅物語の宿泊レポートです。
あ、そうそう。宿泊料金は、冬場や各種割引があったりしますので、1泊2食でおおよそ5500円くらいと思ってください。
総評として、なかなか賑やかないい宿だと思います。
ただ、冬場は、他のお客さんしだいで残念な結果になるかもしれません。
それでも、ニセコでスキーを思いっきりするための環境は抜群に整っていますので、そういった意味では最高のとほ宿だと思います。
私は、今度は夏にバイクで行って泊まってみたいと思います。
2015年2月中旬