特急きのさきのグリーン車乗車レポート
京都駅と城崎温泉駅を結ぶ特急きのさき号のグリーン車に乗車した際の個人的な口コミというか乗車レポートです。
私は京都駅から城崎温泉駅まで乗車したのですが、「きのさき」という名前にもかかわらず、城崎温泉駅まで行かず途中の福知山駅までという「きのさき」もあります。
きのさきの最高時速は130㎞です。ですが、カーブが多いのでそのスピードが発揮されることはほぼありません。
私がきのさきのグリーン車に乗った区間は、下りの京都駅と城崎温泉駅間です。
グリーン車は、一番城崎温泉駅寄りの1号車の前半分になります。半室グリーン車です。
座席は、どっしりとした重厚感がある大きな座席です。シートピッチも言わずもがな広いです。
座席配置は、1人席と2人席の横3列構造で、全部で5列あります。
席番号は、城崎温泉駅方面から見て1・2~5となっています。
で、城崎温泉駅方面に向かって、左手が2人席で、窓側がA席で通路側がB席です。反対側の1人席がC席となっています。
という感じの、全部で15席という超プレミアムな空間です。
私が乗ったきのさきは、ド平日の昼間の時間帯だったので、グリーン車には私を含めて3人しかいませんでした。
座席ですが、さすがに大きく、ゆったりと座ることができます。座席としては、サンダーバードによく似ています。
というのも、ハッキリ言って、この列車はサンダーバードのお下がりだったはずです。それを直した列車です。
なので、今のサンダーバードのグリーン車の座席と比べると、色々と見劣りします。
例えば、枕ですが、好みの分かれるところですが、サンダーバードよりも固いです。
テーブルも、サンダーバードより狭いです。「ちょっと前のサンダーバードのテーブルってこれだったなあ」と懐かしく思えました。
話は戻ってもちろん、フットレストがあります。裏返せば、靴を脱いで足を置く仕様になっています。私は、これが好きなんですよね。
テーブルは、インアーム式で、座席の上を覆う形のテーブルです。さっき書いた通り、やや狭めのテーブルです。
それだけでなく、一人席のほうだけかもしれませんが、インアーム式のドリンクホルダーもあります。
座席背面にはマガジンラック的なポケットがありますので、ペットボトルのドリンクや雑誌を入れることができます。もちろん、窓の横も携帯電話などのちょっとした小物を置くことができます
使い勝手はどうかは分かりませんが、一応コートフックもあります。
座席周りの収納は悪くはないですよ。
あと、各座席にコンセントがありますので、スマホやパソコンを充電することができます。ここら辺はきちんとリニューアルされています。
そして、読書灯もあります。
リクライニングは、グリーン車としては標準的だと思います。
他に、きのさきのグリーン車について書くことと言えば、車内販売はありません。自動販売機も無いようです。
窓は1と2、3と4が大きな一つの窓で、5は小さめのひとつ窓です。なので、進行方向を考えて5以外の後ろの席を指名買いすると、車窓を広く楽しむことができます。
グリーン車から一番近い1号車のトイレは、洋式のトイレとなっています。少なくとも私が乗ったきのさきはウォッシュレットではなかったです。
で、きのさきからの車窓ですが、A席・C席ともに、トンネルの間で見える保津峡の眺めがいいです。あとは、のどかな山間部の車窓を楽しむことができます。
個人的な評価をしますと、きのさきのグリーン車は、サンダーバードのグリーン車を知っているためか、悪くはないっていう抑えめな評価です。
2022年12月中旬