高見島の龍王山登山
龍王山は、全国各地にありますが、今回は、香川県の瀬戸内海に浮かぶ高見島にある龍王山の登山レポートです。
高見島は、香川県の多度津町の沖にある周囲6.5kmの小さな島です。
その島を構成しているのが龍王山です。
標高は297mです。
高見島へは、多度津港からフェリーで行きます。
高見港に着いたら、竜王山の登山口に向かいます。
歩いてすぐです。
登山口は、島唯一の集落の北側付近にあります。
普通に歩いて行けば分かります。
龍王山の登山口には、意外なことに案内看板が出ています。
そして、登山を助けてくれる杖まであります。
なんて親切な。
でも、この杖、ストックを持っていないなら有難く使わせてもらいましょう。
なぜなら、龍王山登山コースは急登だからです。
加えて、落葉が半端ないので、杖があれば、足元を探ることもできます。
なお、トイレはフェリー乗場で済ませておきましょう。
登山口からは、しばらく集落内の舗装路を上っていきます。
分岐がいくつかありますが、案内看板が随所にあります。
ちなみに、龍王山は2017年にできたばかりのコースもあり、私はうっかり看板を見逃してしまい、その新コースから登ることになりました。
新コースは、下りで使うことをおすすめします。
高見山登山道新コースにも看板はあります。
ただ、本格的な登りが始まる前に案内がない分岐があります。
しかも、間違いの道の方の竹に白いテープが巻かれています。
ただ、そのテープさえなければ分かりやすいです。
なぜなら、上に登ると把握しておけば、間違いの道を選択することはありえないからです。
ということで、新登山道から登るのであれば、この分岐のことは頭に入れておきましょう。
なお、下りで使う場合は、その分岐すら下山しているという観点から正しい判断ができ、迷うことはまずないでしょう。
分岐の後は、急登です。
しかも、道も細く、薄暗い森の中の急登です。
でも、道は分かりやすいと思います。
上りきると、分岐があり、そこに広島展望所もあります。
広島展望所は、名前の通り、広島を望むことができます。椅子もあります。
で、広島展望所から龍王山山頂方面に直接行くこともできるのですが、粟島展望所経由で山頂を目指します。
粟島展望所へは、案内看板も出ていますし、実はすぐそこなので迷うことはないでしょう。距離も、直接行くのと比べて200mくらいしか変わらないのではないでしょうか?
なので、粟島展望所経由で山頂を目指すことをおすすめします。
粟島展望所はすぐに到着します。椅子もあります。
その名前の通り、粟島を望むことができます。
粟島は、かなり特徴的な形をした島ですが、上から見ると何となくそれが分かります。
粟島展望所で、休憩をし、山頂を目指します。
もう、山頂部に来ていますので、大した上りはありません。
ほどなくして、広島展望所方面からの道と合流し、そして山頂展望所に到着します。
ここにも椅子があります。龍王山は結構親切な山です。
山頂展望所からは、佐柳島を望むことができます。
山頂展望所を出たら、竜王山山頂を目指します。
龍王山山頂は、メインの道からほんの少しそれています。まあ、何となく分かると思います。
龍王山山頂からは、展望は一切なしです。
山頂と道を挟んで反対側には、弥生中期の高所遺跡である「龍王宮社叢」があります。
山頂部を探索した後は、本来の登山道で下山開始です。
ほどなく、四国方面の景色が広がる箇所があります。ちょっと堪能しました。
で、この登山道も曲者です。
まず、急登。そして、細い。さらに落葉がこれでもかというくらいに積もっている。
なので、気を緩めるとこけます。気を付けましょう。
私は、ストックを持っていたので、問題ありませんでしたが、なければ、1回はこけていたと思います。
という事で、ストックを持っていない場合は、登山口の杖をありがたく使わせてもらいましょう。
そして、1合ごとにある合目看板を見ながらたんたんと下り、下山完了です。
元の道に戻った時、自分が見逃した看板がありました。
てか、「これを見逃すなんてありえない」と思いました。
高見島の龍王山は、正直、けっこう登りごたえのある山です。
景色は、大きな展望こそありませんが、各展望所で各方面を眺めることができます。
時間に余裕があるのであれば、登ってみるのもありかなという山です。
コースタイム 登山口 → 50分 広島展望所 → 3分 粟島展望所 → 15分 竜王山山頂 → 30分 登山口
2018年2月下旬
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