2700系南風のグリーン車乗車レポート



岡山駅と高知駅を結ぶ特急南風号のグリーン車に乗車した際の個人的な口コミというか乗車レポートです。

JR児島駅に停車中の2700系南風

JR児島駅に停車中の2700系南風


ただの「南風」ではありませんよ。2700系の新型の特急南風号です。

2700系といえば、一足先に高松と徳島を結ぶうずしお号で採用されていました。南風でも一編成2700系が走っていましたが、2020年7月より増えました。

2700系南風の最高時速は130㎞です。直線区間などかなりのスピードで走っていきます。

私が南風のグリーン車に乗った区間は、下りの児島駅と高知駅間です。

グリーン車は、一番高知駅寄りの1号車の前半分になります。半室グリーン車です。

2700系南風のグリーン車

2700系南風のグリーン車


後ろから見たグリーン車室内

後ろから見たグリーン車室内

座席配置は、1人席と2人席の横3列構造で、全部で4列あります。
席番号は、高知駅方面から見て1・2~4となっています。

で、高知駅方面に向かって、左手の窓側が一人席のC席で、反対側の窓側がA席で通路側がB席です。

という感じの、全部で12席という超プレミアムな空間です。実は、2700系でない南風のグリーン車は3×6の18席あります。

12席しかないので、繁忙期の乗車率はいいみたいですね。私が乗車したし南風も半分以上埋まっていました。

ちなみに、私の席は、1A席でした。これは、2人席の高知駅方面に向かって前から1番目の席の窓側席です。

座席ですが、さすがに大きく、ゆったりと座ることができます。座席としては、8600系の新型しおかぜとよく似ていますが、枕は付いていません。この点が違うだけなのかと思います。

もちろん、フットレストがあります。さらに電動レッグレストもありますので、シートをしっかり倒して、レッグレストを上げて、フットレストに足を乗せたら、十分寝ることができるでしょう。

テーブルは、座席背面式の広いテーブルです。そして、そのテーブルが前後にスライドします。これは便利だ!飲食だけでなく、パソコン作業がしっかりできます。

それだけでなく、インアーム式の小さなテーブルまであります。
もちろん、窓の横も携帯電話などのちょっとした小物を置くことができます

グリーン車の座席

グリーン車の座席。テーブルを2つとも出しています。


さらに、座席背面にはマガジンラックもあり、JR四国のオリジナルの雑誌が入っていますと言いたいところですが、しおかぜには入っていましたが、この旅で数回乗った南風には入っていませんでした。南風には、入れなくなったのかもしれません。

でも、その分、ペットボトルなどを十分入れておくことができます。

それに加えて、ドリンクホルダーもあります。まあ、このドリンクホルダーはシートピッチが広すぎて、遠くて使い勝手がよくありませんが…

コートフックもあります。加えて、座席背面にもフックがあり、袋をひっかけてゴミ袋にするというようなこともできます当然、座席上部には荷物棚もあります。

さらに、2700系の座席では、普通車も含めてテーブルを留めてある回転する爪とでもいうのでしょうか、その爪自体にもスーパーやコンビニのレジ袋を引っかけられるような構造がプラスされています。

これは、ユーザビリティ高すぎです。

座席背面

座席背面。色々とひっかけたり入れることができます。

はっきり言って、座席周りの収納は抜群すぎです。

あと、各座席にコンセントがありますので、スマホやパソコンを充電することができます。でも、実は、この2700系の新型南風には普通車も含めてすべての座席にコンセントがあります。

読書灯もあります。

他に、2700系南風について書くことと言えば、車内販売はありません。一部区間であったのですが、なくなりました。

くわえて、飲み物の自動販売機もありません。なので、2700系の新型南風号に乗車する際は、何かしら買っておいた方が充実した時間を過ごせると思います。

ちなみに、旧型の2000系南風には、飲み物の自動販売機があります。

グリーン車から一番近い1号車のトイレは、洋式のウォッシュレット付きのトイレとなっています。その向かいに多目的室もあったのですが、閉鎖されてカギがかけられており、内部の詳しいことは分かりませんでした。

必要な場合は、車掌さんに声をかけて、利用することができるようです。

トイレ

広めの1号車トイレ。アンパンマンが壁に描かれています。


なお、この区画に洗面所はありませんでした。多目的室がその役目を果たすのかもしれませんが、この点はかなりマイナスだと思います。

それから、JR四国の無料WIFIも利用できるようですが、私は使わなかったため、詳しいことは分かりません。

で、南風からの車窓ですが、A席は大歩危の眺めがよいです。逆にC席だと小歩危を眺めることができます。

秘境駅として有名な坪尻駅もA席から眺めることができます。でも、あっという間なのでお見逃しなく!

そして、A席・C席ともに、瀬戸大橋からの眺めは抜群にいいです。瀬戸大橋通過が夕陽の時間ならA席は最高ですね

で、下りの高知駅行きに関してですが、1A席は、横だけでなく前面展望も望むことができます。瀬戸大橋を走っている時の前面展望はなかなかの眺めですよ。ただ、一番前に乗降口がありますので、ちょっと前面展望まで遠いです。

くわえて、2000系の旧型南風と比べて、かなり前面展望が小さくなっています。1A席からの前面展望のみに関して言えば、2000系南風の方が圧倒的にいい眺めです。

とはいえ、おすすめの座席はやっぱり1Aです。

1AB席から見た前面展望

1AB席から見た前面展望


最後に、この2700系の南風について特筆することがあります。
それは、1号車はアンパンマン列車だという事です。

全部がそうか?と言われたら自信はありませんが、グリーン車の後ろの半室普通車指定席は、アンパンマンの座席です。小さな子供がいたらとても喜ぶと思います。

その後ろのトイレなどがあるデッキにもアンパンマン仕様です。さらにトイレの中も!
かなり徹底しています。

そのため、グリーン車のドアが開いた瞬間のギャップはすごいですよ。ある意味必見です。

グリーン車の先にあるアンパンマン席

グリーン車の先にあるアンパンマン普通車指定席。シート自体がアンパンマン。


1号車のデッキ部分もアンパンマンだらけ。


列車サイド面

列車サイド面もアンパンマンイラストが!


以上が、2700系の新型南風のグリーン車に乗車した際のレポートです。

個人的な評価をしますと、2700系の新型南風のグリーン車はすごくいいです。

普通車の車内はこんな感じです。

ちなみに、今までより少し広めのシートピッチ、大きめのテーブル、コートフックやドリンクホルダーもあり、普通車もかなりいいですよ。

2020年8月上旬

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