JR西日本元日乗り放題切符の賢い買い方
JR西日本の企画ものの切符の中に、元日にJR西日本管内の特急や新幹線まで含めて乗り放題の切符があります。
それが「JR西日本元日乗り放題切符」です。
この切符、なかなか優秀なんです。
実は、JR西日本が出すお得な企画ものの切符は、2人用というようなものばかりなんですよね。
そんな中、このJR西日本元日乗り放題切符は1人でもOKです。
だから、気軽に出かけたい人にはありがたい使い勝手のいい切符となっています。
でも、昨年の2014年用に関しては、元日だけでなく1月2日も対象だったりして、さらに使い勝手がよかったのですが、今年はまた元日のみの切符に戻ってしまいました。
さすがはJR西日本、JR各社の中で最強のケチと言われるだけのことはあります。
さて、元日乗り放題切符は、JR西日本と智頭急行、JRの宮島航路が1月1日の元旦に乗り放題です。
普通車用とグリーン車用の2種類あり、普通車用が大人15430円、子供3090円。グリーン車用が、大人17490円、子供5140円です。
それで、それぞれ指定席券を4回まで取ることができます。
※グリーン車用は、グリーン車と普通車指定席を合わせて4回まで。
新幹線も同じです。九州新幹線の「さくら」と「みずほ」も、新大阪駅―博多駅間であれば乗ることができます。
寝台特急のサンライズ瀬戸とサンライズ出雲もノビノビ座席であればJR西日本管内で乗車可能です。
発売期間は、2014年12月11日から12月30日までです。
元日乗り放題切符の購入は、JR西日本の駅のみどりの窓口または主な旅行会社でできます。
ここからが、この元日乗り放題切符の賢い買い方なのですが、元日って結構混むんですね。
当日に、4回分の指定席券の発行をしてもらったのでは、席がない場合もありますし、どうせなら車窓を眺めながら移動したいですよね。だったら窓側の席を取りたいとかあると思います。
なら、元日乗り放題切符を買った時に、指定席も手に入れてしまいましょう。
JR西日本管内の駅が近くにあるのであれば、みどりの窓口で、例えば、特急サンダーバード1号の普通車D席が欲しいとか指名買いもできます。
しかし、指定席の発売は1箇月前の10時からです。元旦だと、元日乗り放題切符発売日初日でも、もう10日も過ぎていて、その席が残っているかという問題もあり、もしその席が無かったら、計画が崩れる場合もあるかと思います。もちろん、最終手段の自由席というのもできますが…
そうなると、みどりの窓口で席の空き状況を確認しながら切符を予約すると、かなり時間がかかってしまい、後ろの人に迷惑を掛けることにもなります。
それをすべて解消する方法が、JR西日本の5489(ご予約)ダイヤルです。
番号は「0088-24-5489」です。しかも、通話料無料。
ここに電話して予約する方法なら、元日乗り放題切符が欲しいと言い、その後、例えば望みの8号車グリーンの2A席なんていうピンポイントまでの席の空き情報を確認してもらうこともでき、あれば予約して席を取ることができます。
ただし、クレジットカード精算になります。
これ、本当に便利です。後ろの人も気にせず、相談しながら切符の予約ができます。
なので、元日乗り放題切符の指定席の予約は、ぜひ5489ダイヤルですることをおすすめします。
で、予約が済んだら、その精算に使ったクレジットカードを持って、JR西日本のみどりの窓口に行けば、発券してくれます。
そして、この方法でのJR西日本元日乗り放題切符取得のさらにいいことは、JR西日本管内に住んでいない人も利用できる点です。
例えば、名古屋の人が5489ダイヤルで予約をしておき、元日に新幹線「のぞみ」で新大阪駅に行き、新大阪駅のみどりの窓口へ行き、予約時のクレジットカードと予約番号があれば、元旦当日に切符を発券してくれます。
これで、JR西日本管内以外の人でも、JR西日本元日乗り放題切符でのお得な旅を楽しむことができます。
また、乗り換えでそんな時間がないという人は、元日乗り放題切符と座席指定券を郵送もしてくれます。ただし、郵送料は取られますよ。
もちろん、5489ダイヤルで!
プラス2000円で、込み合う元日の普通車指定席から、満席でもゆったりのグリーン車に変えれるのはかなりお得です。
それに、JR西日本のグリーン料金は、100㎞を超えると2670円、200㎞~400㎞は4000円です。なので、あっという間に元が取れます。せっかくのお正月です。2000円をけちるのは逆にもったいないですよ。
元日乗り放題切符についていかがでしたか?
ある程度の距離を移動したら簡単に元が取れますが、究極は以下のようなプランもできます。
富山や金沢の人が「サンダーバード」で新大阪駅に行き、そこから「のぞみ」に乗り換えて、博多に行きます。で、福岡市内を約6時間楽しんだ後、再び行きと逆で帰ります。これ、できます。グリーン車だと往復割引でも57000円くらいかかります。
また、福岡市内の人が博多駅から「のぞみ」で新大阪駅に行き、「くろしお」に乗り換えて、和歌山県の南紀白浜に行き、白浜温泉に入ってまた戻るなんてことも。
グリーン車を使えば、どちらも4万円は軽く超えますよ。
アイデアはあなた次第です!!
ということで、元日乗り放題切符はかなりお得ですし、使い方次第で無茶苦茶お得な切符に化けますので、2015年の元日は、元日乗り放題切符でゆったりと鉄道旅を楽しむというのはいかがですか?