雪山登山初心者におすすめの岡山県の山
雪山登山の初心者・初級者・入門者におすすめの岡山県の雪山は、ズバリ那岐山です。那岐山は、岡山県奈義町にある標高1255mの山で、日本300名山のひとつでもあります。
登山口は、国道53号線を津山から鳥取に向けて走っていると、「那岐山登山口」という看板がしっかりと出てきます。登山口へのアプローチも楽々です。おまけに、国道53号線という幹線道路なので、除雪も完璧で、交通量もあるので凍結もあまりせず冬でもアプローチしやすいからです。さらに、53号線から那岐山登山口間も、片側1車線ずつある太い道で、距離も3kmほどしかありません。
私の場合は、2月下旬から3月上旬に那岐山登山に行きます。
なぜなら、バイクで行くからです。つまり、このくらいの時期になると、雪の翌日でもない限りバイクで登山口まで行くことができるのです。
でも、雪がなければ雪山登山にならないという人もいると思います。
そこはご安心を。
53号線から見て、上が白ければ上は完璧に雪山です。
そういう場合は、登山口からちょっと登れば雪の世界になります。
さて、登山口に駐車場もあります。駐車場にトイレはありません。
で、なぜ、那岐山が雪山登山初心者におすすめかというと、標高1240mの旧山頂からの景色が最高です。空気が済めば、小豆島も四国も見えます!そして、私が知っている限り、岡山県のちゃんとした山では唯一山頂(旧山頂)にトイレがあります。トイレがあるというのは、初心者にとって大きいです。
でも、ドアが凍り付いていて空かないこともありますが…
やはり、アプローチのいい雪山ですからね。
さらにさらに、雪山なのに、そんなに危険な個所もありません。Cコースなら急登もないですね。
基本的に、ピッケルよりダブルストックが便利です。というか、ピッケルを使っている登山者はほとんどいません。
もちろん、最低でも6本爪以上のアイゼンは必須ですよ。
そして、上りと下りで違うコース(Cコース・Bコース)を使うこともでき、違う景色を楽しむことができるのもいいですね。
ただし、平日であれば、Bコースを使っている人がいなくて、踏跡がない場合があります。
そういう場合は、わかんとかスノーシューがないと雪が深くて苦労するかもしれません。
それより、道が分からなかったり、雪山登山の力量が足りないのであれば、無理して行かない方がいいですよ。
雪山で無理は禁物です。
さらに、もし山頂部で急に荒れても、旧山頂と山頂の間には、避難小屋もあります。
携帯電話の電波もバッチリですので、もしもの時にも助けを呼ぶことができます。
那岐山を登山しただけでは、雪山登山として物足りないという中上級者の方もいると思います。
そういう人は、隣の滝山まで往復縦走してみたらいいと思います。
私がやった感じだと、那岐山から滝山までの雪山往復で約3時間かかります。
完璧に雪の世界ですよ。見事な雪庇もあります。
雪山初心者に打ってつけなのはもちろんですが、入門として初めて雪山登山する場合でもおすすめできます。
でも、本当に初めてなのであれば、土日にしてくださいね。
2015年3月上旬
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