特急ソニックのグリーン車
博多駅と大分駅(佐伯駅)を結ぶ特急ソニック号のグリーン車に乗車した際のレポートです。
特急ソニックといっても、885系の白いソニックと言われるものと、883系の青いソニックといわれるものがあります。
でも、ソニックといえば、青いソニックです。
私は、小倉駅と大分駅間の青いソニックのグリーン車に乗車しました。
ちなみに、ソニックは小倉駅で進行方向が逆転しますので、博多駅から小倉駅に向かう場合は、一番後ろが1号車になります。
グリーン車は、1両編成のうちの1号車の大分駅より半室がグリーン車になっています。
1席と2席の配置で5列並んでいます。全部で15席というプレミアムなグリーン車となっています。
席も、青いソニック特有のミッキーマウスの耳のようなヘッドレストの席となっています。
席番号は、大分駅方面から1・2~5となっています。
私の席は1Dです。つまり大分方面に向かって1番前の窓際の席という事になります。実は、切符を買う時に、この席(1D)を指定して取りました。
なぜなら、パノラマキャビンとの間はガラス張りなので、席に座ったまま前面展望も横の車窓も楽しむことができる特にプレミアムな席だと推定したからです。で、実際に1D席に乗ったら、想像とは少し違っていました。
まず、ソニックの前面窓は小さいので、1D席の正面は前面がほとんど見えませんでした。ちなみに、となりの1C席だと前面展望をなんとか見ることができます。
結論から言うと、ソニックからまともな前面展望を楽しみたいのであれば、パノラマキャビンを利用するべきだという事です。
ところで、そのパノラマキャビンとは何かというと、簡単にいうと、グリーン車の乗客専用の前面展望か後方展望を楽しむことができる小さな部屋です。
パノラマキャビンは、小倉から大分に向かう場合に前面展望を楽しむことができます。小倉から博多に向かう場合も同様です。その他の進行方向では、後ろ向きに景色が流れていきます。
パノラマキャビンは予約制ではありませんが、大人なら2~3人の空間と思ってください。
で、肝心のパノラマキャビンからの前面展望ですが、ソニックの窓は小さいので、それほどいい眺めとは言えません。とはいえ、子供には楽しい空間かもしれませんね。とくに、ソニックが時速120~130kmのまま高速で曲がっているときの振り子の傾き具合は見ごたえがあります。
しかし、友人や夫婦でパノラマキャビンを利用するのならいいのですが、大人が1人でパノラマキャビンにずっといるというのは、かなり勇気がいりますよ。
で、話を元に戻して、座席ですが、大きな革のシートです。
しかも、リクライニングは電動です。
シートピッチも広く、フットレストもあります。
テーブルは背面テーブルですが、窓側席であれば、窓枠に少しスペースがありペットボトルなどをおくこともできますし、ミニテーブルもあります。コートフックもあり、背面マガジンラックもあるので、座席周りの収納スペースはかなりのもんです。
窓側の壁にはコンセントもありますので、携帯などを充電することもできます。
あと、車内販売はありません。2014年に廃止されました、それまでは、ソニック車内限定のソニック弁当なんてのものが車内販売でありました。残念です。
で、ソニックからの車窓ですが、A席は、所々で周防灘や別府湾を望むことができます。
反対のD席は、鶴見岳や高崎山がいいですね。
おすすめの座席は、博多駅から大分駅に行くのであれば、やはり1D席ですか。
でも、一人なら一人席がいいですよ。コンセントもありますし。
他に、ソニックについて書くべきことといえば、大分駅で改札を出ることなく「にちりん」に乗り継ぐ場合は、特急料金・グリーン料金を大分駅前と後を合わせた距離で計算してくれます。
以上が、青いソニックのグリーン車に乗車した際のレポートです。
2015年月7上旬