枝折峠からの越後駒ケ岳登山



越後駒ケ岳は、新潟県にある日本100名山のひとつで、標高は2003mです。
別名、魚沼駒ケ岳と言われています。

越後駒ケ岳は、中ノ岳、八海山とともに越後三山のひとつでもあります。

越後駒ケ岳への登山口は、駒ノ湯、枝折峠などありますが、私は、最も一般的な枝折峠からの明神尾根で往復登山しました。その越後駒ケ岳登山レポートです。

国道352号線枝折峠には、大きめの駐車場ときれいな水洗トイレがあります。
そこで準備を整え越後駒ケ岳登山開始です。

駐車場

登山口(枝折峠)の駐車場。トイレもあります。

枝折峠の標高は1065mですので、標高差1000m弱です。
しかし、越後駒ケ岳の登山も、標高差の割りに長いと言われています。
といっても、近くにある平が岳ほどではありませんが…

枝折峠直後は、景色のいい尾根道を少しずつ高度を上げながら進みます。
奥只見湖の眺めがいいですね。

登山道

明神尾根の登山道。よく整備されていてそこそこ広いです。

明神峠

明神峠

明神峠から先も、同じような感じの縦走路なのですが、急登もあります。
それでも、楽な登山です。

道行山の横で、道行山山頂を経て銀山平に下る道との分岐があります。
ここに、越後駒ケ岳4.7kmと、初めて距離の書かれた案内がありました。
今来た距離を考えると、枝折峠から越後駒ケ岳までは、片道約8kmほどの距離であると推測できます。

道行山

道行山

道行山を過ぎると、雲も晴れ、登山道の先に越後駒ケ岳の雄姿を望むことができるようになります。すごい存在感できれいな山です。でも、まだ遠い…

越後駒ケ岳を望む

前方に越後駒ケ岳の雄姿が見えてきました。

で、標高1378mの小倉山に到着です。

小倉山

小倉山。駒ノ湯方面からの登山道と合流します。

この間に、トレランの練習をしている人とすれ違いました。
たしかに、越後駒ケ岳のこのコースは、トレランにはもってこいだと思います。

小倉山は、駒ノ湯方面からの登山道との合流点です。
ちょっとだけ広くなっていますので、休憩ポイントとしては最適です。
ちなみに、山頂ではありません。

小倉山から先も、まだまだ縦走路みたいな道が続きます。

そして、最後に、今までの登山道が嘘のように一気に登らされます。
枝折峠からの越後駒ケ岳登山は、尾根道で徐々に高度を上げつつ、最後一気に600mの高度を登るわけですね。

途中にあった百草ノ池の所の案内では、駒ケ岳まで1.7km、小倉山まで1.4kmと出ていました。
ということで、小倉山から越後駒ケ岳山頂までは3.1kmという事になります。

駒の小屋までの上りは、急登です。
手を使わなくてもぎりぎりいけるくらいの急峻な岩登りもあります。
近くの山肌には雪が残っています。

駒ノ小屋に向けての登山道

駒ノ小屋に向けての登山道。緑がいっぱいで気持ちいい。

岩場

岩場の急登。手を使うほどではありませんが、気が抜けません。

それにしても、すごい気持ちのいい緑の登山道です。
景色も最高です。
急登なのを忘れさせてくれます。

そして、ついに駒の小屋に到着しました。

駒ノ小屋は宿泊もできます。
トイレも有料ですが借りることができます。

駒ノ小屋

駒ノ小屋。景色は抜群です。

駒の小屋の所には、たくさん椅子もあり、絶好の休憩ポイントです。
ちなみに、駒の小屋から越後駒ケ岳山頂までは0.5kmとあります。
そして、まだ結構登らされます。

とはいえ、これが正真正銘の最後の上りです。
なんですが、ロープが張ってある場所があるくらい結構な急登です。

最後の登り

最後の登り

それでも、稜線に出たら、中ノ岳方面と越後駒ケ岳方面のT字路で、そこを右に行ったら150mで越後駒ケ岳に到着します。なお、中ノ岳までは5kmと出ていました。

越後駒ケ岳を望む

縦走路に出たら、越後駒ケ岳山頂はすぐそこです。

越後駒ケ岳山頂は、思ったよりも広くはありませんが、十分な広さはあります。椅子もありました。

越後駒ケ岳山頂

越後駒ケ岳山頂

眺めはというと、絶景です。

まず、眼下に小出の街を見下ろします。
そこから、八海山を見下ろし、遠くに巻機山を望めます。

近くには、中ノ岳の姿があり、その左の遠くには、至仏山、平が岳、日光白根山、燧ケ岳の姿もはっきりと見えます。
また、奥只見湖も一部しか見えませんが見ることができます。

越後駒ケ岳がこんなに景色のいい山だとは思っていませんでしたので、感動しました。

越後駒ケ岳から尾瀬方面の景色

越後駒ケ岳から尾瀬方面の景色。奥只見湖も見えます。

越後駒ケ岳

眼下に小出の街。左の山は八海山です。

越後駒ケ岳山頂からの360度パノラマ動画

昼飯を食べ、十分景色を堪能したので、下山開始です。
あの長い縦走路を延々と戻ると思うと気が滅入ります。

でも、駒の小屋を過ぎてしばらくは、いい景色を見下ろしながらの下山で気分は爽快です。
とはいえ、最終的には、やっぱり長い道のりと言わざるを得ませんでした。

これから下山しなければいけない長い長い道のり

これから下山しなければいけない長い長い道のりが一望できます。

越後駒ケ岳は、緑がたっぷりでとてもいい山です。
おすすめです。

枝折峠からの道のりは長いですが、平が岳登山の練習と考えたら、ちょうどいいのではと思います。ちなみに、枝折峠から越後駒ケ岳をピストン登山して、きついと思うようであれば、平が岳登山はやめたほうがいいですよ。

コースタイム 登山口(枝折峠) → 25分 明神峠 → 90分 小倉山 → 90分 駒の小屋 → 20分 越後駒ケ岳山頂 → 90分 小倉山 → 110分 登山口(枝折峠)

2015年9月下旬




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