聖山-高岳縦走登山レポート
聖山(読みは「ひじりやま」)は、広島県安芸太田町にある標高1113mの山です。
高岳(読みは「たかだけ」)は、広島県北広島町にある標高1054mの山です。
聖山と高岳の2つの山は縦走コースとしても知られています。
その聖山-高岳を縦走登山した登山レポートです。
私がまず目指したのは、聖山です。
聖山の登山口は、聖湖を造っている樽床ダムから200mほど離れた所から延びている中ノ甲林道です。
駐車場は、樽床ダムにあります。
なかなかきれいなトイレもその周辺にあります。
まずは、未舗装の中ノ甲林道を上っていきます。
林道を上りきった十文字峠から林道を離れ、登山道になります。
聖山への登山道は、比較的真っ直ぐに延びています。
斜度も登山としてはきつくありません。
やがて、上りきると、少し広くなっている高岳への縦走路の分岐ポイントに着きます。
そこを少し進むと聖山山頂に登頂です。
三角点があるだけで、景色もありません。
ただ、さらに少し進むと少し景色が見える場所があります。
少し休んで、分岐まで戻り、高岳へ縦走開始です。
縦走路は、最初は大きく下ります。
その後は、小さく上ったり下ったりの繰り返しです。アップダウンも小さいです。
なかには、急登な部分もありますが、登山としては楽な道です。
それにしても、この縦走路、景色がほとんど見えません。
残念です。
そして、県境匹見分岐です。
ここからは、右に折れ、県境の縦走路を高岳に向けて縦走します。
高岳直前でやや大きく登ると、高岳山頂に登頂です。
高岳山頂は広いです。
そして、やっと景色が広がります。
しかも素晴らしい景色です。
まず、眼下に見下ろす聖湖がいい!!
聖湖の奥に、臥龍山や深入山も望めます。
もちろん、その先の山々も一望です。
向きを変えると、恐羅漢山も望めます。
今まで景色と言う景色が無かったために、感無量です。
景色を楽しみながら昼食を食べ、今度は下山します。
下山の登山道は、聖岳と比べると急です。
それでも、よく整備された登山道なので、危なくはないです。
下り切ったら、沢があり、橋を渡るとほどなく高岳登山口に到着します。
あとは、聖湖畔の車道を、スタート地点まで戻ります。
聖山-高岳縦走登山は、縦走をしたい人でなければ、あまりおすすめではないです。
なぜなら、景色は高岳山頂くらいしか広がらないからです。
なので、高岳を単独で登山するのがよいのではと思います。
高岳山頂を高岳登山口から往復するだけなら、2時間で登って下りて来れるのではと思います。
そして、無駄に縦走せず浮いた時間を、近くにある深入山登山に回すのがおすすめです。
コースタイム 聖山登山口 → 25分 十文字峠 → 25分 聖岳山頂 → 40分 県境匹見分岐 → 25分 登山高岳山頂 → 40分 高岳登山口 → 20分 → 聖山登山口
2016年4月中旬
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