阿佐海岸鉄道の天の川列車
阿佐海岸鉄道は、徳島県のJR牟岐線の終着駅である海部駅から延びている第三セクターの鉄道です。
略して「あさてつ」です。
阿佐海岸鉄道の駅は、海部駅・宍喰駅、終着の甲浦駅の3つしかなく、営業距離も8.5㎞と大変短い路線です。
ですが、甲浦駅からは、バスで室戸岬方面に行き、そのまま高知県の奈半利駅まで行くことができます。
この阿佐海岸鉄道は、赤字路線ですが、色々な工夫をして、乗客を楽しませてくれます。
そのひとつが「天の川列車」です。
天の川列車は、列車の中の天井にLED電球を散りばめた列車です。
それだけです。特別な車両とかでなく、普通の列車です。
しかし、車内灯を消しているので、トンネルに入ると、まるで天の川のように天井が輝きます。
とてもきれいですよ。
でも、わずか11分の乗車時間に、本や新聞を読みたい人には迷惑かもしれません。
この天の川列車以外にも、阿佐海岸鉄道には風鈴がたくさん吊るされた風鈴列車なんてのもあります。
ちなみに、阿佐海岸鉄道の東側の車窓からは海を見ることもできます。
さらに海部駅のすぐ北側には、山が存在していないトンネル(JR牟岐線ですが…)もあり、なんだかんだで阿佐海岸鉄道は、見所ありで面白いですね。
乗車してみる価値ありだと思います。
ですが、この天の川列車とか風鈴列車は、夏限定の列車のようです。
ちなみに、阿佐海岸鉄道は、以前は利用できなかったJR四国のバースデイ切符でも乗ることができるようになりました。これはありがたい。
ということで、あなたも阿佐海岸鉄道に乗車してみてください。
2017年8月上旬