和田小屋宿泊レポート
和田小屋は、100名山ひとつである苗場山の祓川コースの登山口にある山小屋です。
山小屋といっても、和田小屋はかぐらスキー場の施設のひとつでもあり、山小屋風宿泊施設といった方がいいかもしれません。
なぜにそうかという事は、このページを読んでくれたら理解できると思います。
ということで、この神楽スキー場内にある和田小屋に宿泊した時の個人的な口コミというか宿泊レポートです。
和田小屋の少し下には、トイレもある駐車場があり、和田小屋に宿泊しない人は、そこが苗場山の登山口です。しかし、歩いたら15分くらいはかかるでしょう。
苗場山は日帰り登山ができる上に、山頂には山小屋まであります。
苗場山を登山するのに、わざわざ和田小屋に宿泊する際の利点の一つは、和田小屋に車やバイクを駐車したまま苗場山登山ができることです。
これだけでも、往復30分近い時間と体力が節約できます。
もうひとつ、荷物を預かってくれることもいいですね。
次に、和田小屋の中ですが、山小屋でなくスキー場の施設って感じです。
入口の先で靴を脱いで、中はサンダルで移動します。
1階は主に食堂で、そこで朝食と夕食を食べます。
地下1階が、トイレと洗面所とお風呂です。
ちなみに、宿泊者でない方のトイレ利用は清掃協力金として100円かかります。
で、トイレなのですが、ウォッシュレットの男女別のキレイなトイレです。
山小屋でなく、スキー場のレストハウスのトイレと思えば想像がつきやすいはずです。
風呂は、温泉ではありませんが、シャンプー等は完備しています。ちなみに、入浴時間は20時までです。
さて、肝心の部屋ですが2階です。
2階への階段の前でサンダルは脱ぎます。
山小屋といえば、たいていは男女入り混じっての相部屋が基本です。
しかし、和田小屋では、混んでいる時でなければ相部屋ではなく、グループごとに簡易個室状態で利用できます。
和田小屋の簡易個室というのを説明すると、大きな空間を障子やカーテンで区切ってひとつの部屋のようにします。
障子の場合だと、完全に部屋の様になりますね。
あと、それぞれの区画にはコンセントもあり、携帯やデジカメなどを充電することができます。当然といえば当然ですが、テレビやテーブルなどはありません。
和田小屋の食事ですが、これまた山小屋の食事とは思えないレベルです。
夕食は、18時くらいからです。私の時は、焼き具合がレアのステーキがメインでした。
おかずの種類もボリュームもかなりのもんです。
もちろん、ご飯のおかわりは自由です。
別料金になりますが、生ビール(650円)や日本酒などのドリンクもあります。
私は、もちろん生ビールを注文しました。
続いて、朝食ですが、6時くらいからです。
もし、それまでに登山に出発したいという方であれば、朝食分をお弁当に変えてくれるサービスをしてくれるみたいです。
朝食は、これまた下手な宿よりよっぽど豪華です。
もちろん、ご飯のおかわりは自由です。
朝食を食べて、準備をして、7時に苗場山登山に出発というのが、この和田小屋での定番のようです。マスターの話を聞くと、たいてい15時くらいまでには下山してくるとのことでした。
と、和田小屋は、苗場山登山をする人が多く、私の時のお客さんは、私を入れて4組7人でしたが、全員が翌日苗場山の登山を計画していました。
他に、和田小屋についてですが、飲料水は水道が来ているおかげか、飲み放題、汲み放題ですね。
そして、日本屈指の大きなスキー場にあるので、携帯の電波もバリバリです。
冬は、スキー場の真ん中にある宿泊施設として利用できます。
和田小屋の標高は、苗場山の5合目の1380mです。頂上までの標高差は800m弱です。
ということで、和田小屋をまとめると、山小屋ではなく、山小屋風の宿泊施設ですね。
宿泊料金も1泊2食7800円と安く、かなりコストパフォーマンスのいい宿泊施設ですよ。
夜は、静かで星もきれいです。
もちろん登山関係なしでも宿泊できますので、こういう宿もいいですよ。
2014年9月下旬
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