小五郎山登山
小五郎山は、山口県岩国市の山間部にある標高1162mの山で、中国100名山の一つでもあります。
読み方は「こごろうやま」です。
山口県の最高峰である寂地山の近くにあり、国道434号線を走っていると、なかなかの存在感がある山です。
小五郎山の登山コースはいくつかあるのですが、私は、最短である金山谷鉱山ルートで登山しました。
その時の登山レポートです。
小五郎山の金山谷鉱山ルートの登山口は、長瀬峡に向かう道を進んでいくと、右に曲がる橋がありますので、それを渡って左に進んだらすぐにあります。分かりにくい案内看板もあります。
地図を付けておきます。
小さいですが、数台停めることができる駐車場もあります。トイレはありませんので、済ませておきましょう。登山届をいれるものもあります。
準備をして、さっそく小五郎山登山開始です。
最初は、コンクリ舗装の道を上っていきます。
すぐに砂防ダムがあり、そこを左に入ると本格的な登山道です。
登山道に入ると、ただひたすら上りです。しかも、なかなかの急登。
杉林をぬけると、少し横に進みます。
鉱山跡だけあって、見張台跡などの鉱山遺跡がところどころあります。
登山道から逸れる鉱山遺跡は、私は時間の都合上すべてパスしました。でも、時間に余裕がある人は、それらを巡りながら登山するのもいいと思います。
ある程度登ると、道は、斜面を横に進みながら上っていきます。ちょっと斜度が緩みほっとします。
その先に、展望台と看板がある場所があります。岩があり、そこを上れば展望にありつけるのかもしれませんが、それ以外の展望はありません。
ここら辺が、だいたい中間地点です。ちょっと休憩します。
展望台からは、少しだけ比較的平坦が続きます。
そのあと、沢を横切るところが3つほどあります。滑りやすいので気をつけましょう。沢に下りるための補助ロープがあるところもあります。
道がかなり細い場所がありますので、注意が必要です。
途中には、坑道もあります。いわゆる間歩ですが、この小さなのが入口なのかな?って感じでした。
で、登山道は、山頂に向けて上ります。
そして、やっと小五郎山山頂に到着しました。
小五郎山山頂は、やや広めです。
眺望は、素晴らしいものがあります。
東方面は吉和冠山や寂地山。そこから南にかけて180度のパノラマが広がっています。
正面には、同じく中国100名山の羅漢山がドンとあり、そこにある雨雲レーダーなんかも望めます。
眼下の中国自動車道の存在感もなかなか。
この日は、霞んでいなかったおかげで瀬戸内海も望めました。こんな山奥なのに、瀬戸内海が望めたのは、正直意外でした。
金山谷鉱山ルートでは、ここまで一切景色がなかった分、より感動です。
景色を堪能した後、来た道を下山開始です。
下ってるとよく分かります。いかに急登の連続だったか!
なので、滑らないように注意して下ってください。
そして、ひいこら言いながら下山しました。
小五郎山は、なかなかいい山ですよ。個人的に、景色が一切ない寂地山なんかよりよほどおすすめできます。
ただ、金山谷鉱山ルートは、最短ではあるのですが、とにかくひたすら上りです。急登が苦手な人には、おすすめできません。
南側のメイン登山口からなら、距離は倍くらい長いですが、その分きつくはないと思います。
金山谷鉱山ルートを、GPSでおおよその距離を測った結果、2.3㎞くらいでした。標高差は約700m。
ということは、平均斜度が約30度。そりゃ、きついわ。
以上、小五郎山登山レポートでした。
以下のコースタイムは、時間がなかった為にかなり速めです。
コースタイム 登山口 → 45分 展望台 → 45分 小五郎山山頂 → 60分 登山口
2018年4月下旬
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