特急にちりんのグリーン車
大分駅と宮崎空港駅を結ぶ特急にちりん号のグリーン車に乗車した際のレポートです。
にちりんには、787系のDXグリーン車があり1両がまるまるグリーン車というタイプ・787系の半室グリーン車のタイプ、ハイパーサルーンの3タイプがあります。今回、私が乗ったのは、787系のDXグリーン車があり1両がまるまるグリーン車というにちりんです。
そのグリーン車のレポートです。
グリーン車は、宮崎駅より先頭の1号車になります。
この1号車には、基本のグリーン席だけでなく、乗車して最初の部分にグリーン車個室があります。
その奥がグリーン座席で、一番奥の部分にはDXグリーンがあります。
私は、大分駅から宮崎駅まで普通のグリーン座席に乗車しました。
にちりんのグリーンの座席配置は、1人席と2人席の横3列構造で、全部で5列あります。
席番号は、宮崎駅方面から見て3・4~7となっています。
で、宮崎駅方面に向かって、左手の窓側が二人席のA席で通路側がB席です。
反対側の一人席はC席です。
一番後ろの7C席は無くて、一人席は全部で4席しかありません。
という感じの、全部で14席のプレミアムな空間です。
なお、一番奥のDXグリーンは、同じ配置で座席番号は1番です。
2番は存在していません。
つまり、DXグリーンは、2列分くらいの前後スペースがあるということです。
話を元に戻して、グリーン車の座席ですが、ちょっと硬めの大きな座席です。
この座席、リクライニングがちょっと変わっていて、全体をリクライニングするのと、上部だけをリクライニングする二段階構造になっています。
このため、好みの姿勢をとりやすくなります。
たとえば、思いっきり倒して、上部だけをやや起こすと、本を読んだりするときに、ゆったりしているのに読む姿勢が楽なんてことができます。
個人的には、形状といい硬さといいかなり好みの座席です。
もちろん、シートピッチも広く、フットレストもあります。テーブルは、インアーム式の座席全体を覆うタイプです。
そのテーブルだけでなく、窓側席にはミニテーブルもあります。
コートフックもあります。背面には網状マガジンラックもありますので、ペットボトルなどを入れておくことができます。
座席周りの収納は十分すぎです。
あと、コンセントですが、ありませんでした。
DXグリーンにはコンセントがあるようです。
全く同じ構造の特急きらめきのグリーン座席にもコンセントはありませんでしたので、DXグリーンがあるこのタイプにはコンセントは無いようです。
ただし、以前乗車した、半室タイプのグリーン車があるにちりんのグリーン車の窓側壁にはコンセントが付いていました。
で、車内販売ですが、にちりんにはありません。
大分駅-宮崎駅は3時間の長丁場なので、車内販売が欲しいところです。
あと、にちりんからの車窓ですが、A席は、なんといっても日向灘ですね。
かつてのリニアモーターカーの実験線もいいです。
反対のC席ですが、延岡市街や九州山地の山々が望めます。
以上が、グリーンに乗車した際のレポートです。
2015年7月上旬