特急ワイドビューひだのグリーン車乗車記
特急ワイドビューひだのグリーン車に乗車した際の個人的な口コミというか乗車記です。
特急ワイドビューひだは、名古屋駅と富山駅(半分くらいは高山駅)を結ぶ特急列車です。一往復だけ、大阪駅と高山駅を結ぶ列車があります。
高山駅から富山駅間は、8~10号車以外を高山駅で切り離します。
ひだのグリーン車は、中ほどにも4列シートのしょぼすぎるグリーン車があったりしますが、富山駅行きの飛騨であれば10号車の3列シートのグリーン車が付いています。
このページは、10号車のグリーン車のレポートです。
私が乗ったのは、ひだ3号です。
ひだ3号は、7両編成の列車で、富山駅方面から10~8号車、4~1号車となっています。5~6号車はありません。
グリーン車は、富山駅方面に向かって先頭の10号車です。ただし、名古屋駅と岐阜駅間は、岐阜駅で進行方向が変わるために一番後ろになっています。そのため、岐阜駅までは後ろ向きに進みます。
10号車グリーン車の室内は、通路を挟んで1席と2席の座席配置で10列並んでいます。全部で30の座席しかないプレミアムな空間となっています。
座席配置は、富山駅方面に向かって右手が一人席で、反対が二人席です。一人席の方がC席で、二人の窓側がA席・通路側がB席です。席番号は、富山駅方面から1・2~10となっています。
座席ですが、さすがに大きく、ゆったりと座ることができます。
シートピッチも広く、フットレストもあり、裏返せば、靴を脱いで足を直接置けるカーペット状のフットレストになります。
テーブルは、座席背面式の広いテーブルとインアーム式のテーブルの2つあります。インアーム式のテーブルもなかなか広いです。
くわえて、座席背面には、マガジンラックもあり、ペットボトル等をちょっと入れておくこともできます。
窓の横も携帯電話などのちょっとした小物を置くことができる幅があります。
当然、座席上部には荷物棚もあります。
座席周りの収納は、かなりいいです。
飲み物を飲みながら、弁当を食べるのには、十分すぎるほど快適です。
で、肝心なコンセントですがありません。この点は残念極まりないです。
車内販売はありませんが、飲料の自動販売機は、商品は少ないですがあります。
ワイドビューひだからの車窓ですが、ワイドビューというだけあって窓はかなり広いです。
さらに、15㎝以上高いハイデッガーになっていて、視点が高くなる分景色を楽しむことができます。
そして、なんといっても1番席からは、前面展望が望めます。はっきり言って、この1番席とその他の席では、同じ料金とは思えないほど価値に差があると思います。
1AB席は、前に運転台があるのですが、座席が高いうえに、運転台が低めなので、前面展望がよく見えます。
1c席は言うまでもないですね。
そして、ひだは、美しい飛騨川沿いをは走ります。なので、景色は抜群にいいです。
A席とC席のどちらがいいのかというと、C席からは、日本ラインや犬山城、飛水峡などを眺めることができます。なので、C席の方が個人的にはおすすめです。
トータルで見ると、1C席が一番おすすめの席ですね。
ひだの最高時速は120㎞です。飛騨地方の山間部を振り子式でガンガン飛ばしていく眺めはなかなかいですよ。
ただ、高山駅と富山駅間は、規格が悪いのか、80㎞程のスピードだと思います。
ほかに、ワイドビューひだのグリーン車について書くことといえば、トイレは多目的室となっていて快適です。
以上が、特急ワイドビューひだのグリーン車に乗車した際のレポートでした。
美しい車窓を眺めながら、駅弁を食べるには最高のグリーン車だと思います。ぜひ、駅弁を片手に乗車してみてください。
名古屋駅には、魅力的な駅弁が多数そろっていますよ。
2019年2月中旬