霰ヶ山登山レポート
霰ヶ山は、岡山県鏡野町にある標高1074mの山です。
霰ヶ山は、以前は、分県登山地図の岡山県に収録されていた山なのですが、改訂版では収録されていません。そのくらい、マイナーな山です。登山道があるにはあるのですが、結構荒れているようです。
なので、私は、雪山として登っています。
ということで、雪が積もっている時期の霰ヶ山の登山レポートです。
霰ヶ山の登山口は、県道56号線から延びている林道の終点付近ということになりますが、その林道自体がかなり荒れていて車は通行不能なので、56号線の林道入口を登山口と考えます。
雪がある時期だと、岡山県道56号線は、湯原に抜ける峠道が冬季閉鎖になります。
なので、東側から除雪している行ける所まで行きます。
だいたい2車線区間の終わり辺りまで行けます。そこから林道入口は近いです。
駐車場はありませんが、2車線区間の道路に停めたらいいと思います。ということで、トイレもありませんので、済ませておきましょう。
早速、わかんを着けてスタートです。
ほどなく林道入口です。
そこからは、林道を進んで行きます。
傾斜もそれほど急でないので楽しく進んで行けます。
しかし、そのうち飽きます。
なぜなら、長い!この林道、登山口まで約4km続きます。
途中、霰ヶ山を望むことができますが、まだ遠いし標高差もあるので、ちょっとうんざりします。
それでも、林道終点の登山口に到着します。
登山口の林道終点に着いて、ちょっと休憩します。
そこが登山口なんだということは、なんとなく分かります。
そこからは、完全に雪の斜面登りです。
最初がとにかく急です。
その急な区間は長くないので、ストックをしっかり刺したり、枝につかまったりしながら登ります。
急登を登り終えると、尾根筋が少し平らになります。
そして、再び上りになります。
でも、今度は急登ではありません。
そこを上り登り終えると、霰ヶ山山頂を望むことができます。
少しの間は平らに進み、最後、山頂に向けて登ります。
この上りも急登ではないです。
霰ヶ山山頂手前では、木々の間に大山と蒜山を望むことができます。
そして、霰ヶ山山頂に登頂です。
足跡が一切ない山頂は素敵です。マイナーなんで、誰も登っていないので、当然といえば当然ですが、自分の為の山頂って感じになります。
しかし、裏を返すと、トレースが一切ないわけです。すべて自分がラッセルするわけですし、ルートも自分で見極めなければいけません。でもまあ、荒天でなければ迷うような所はないと思います。
一応、ほんとにまばらですが、テープも付いていました。
さて、霰ヶ仙山頂からの景色は、主に南と東です。
なんと言っても、正面に見える富栄山の存在感は抜群です。
悪くない景色です。
その景色を堪能しながら、ご飯を食べます。
そして、下山開始です。
帰りは、自分のトレースがあるので、それをたどります。
特に、林道終点手前の急な区間は慎重に下ります。
あとは、ただひたすらり林道で下山します。
行きは、そこそこ締まっていた林道の雪ですが、帰りはグズグズです。
行きのトレースがあるにもかかわらず、かなり重くきつかったです。
という感じで、スタート地点まで戻ってきました。
霰ヶ山、たまにはこういうマイナーな雪山もいいと思いますよ。
そういう気分転換的な登山としてはおすすめできます。
なお、夏山も同じルートです。
ヤブ漕ぎとかがどのくらいのレベルかはよく分かりませんが…
コースタイム スタート地点 → 110分 林道終点(登山口) → 60分 霰ヶ山山頂 → 40分 林道終点(登山口) → 100分 スタート地点
2017年3月上旬
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