比婆山縦走登山
比婆山は、広島県庄原市にある山標高1264mの山で、比婆山連峰の主峰です。
山頂には、伊邪那美命の御陵と伝えられる苔むした巨石が横たわっています。
また、ブナの純林が広がっていることでも有名です。
さらに、比婆山スカイランというトレイルランの大会も開かれています。
比婆山登山のメインの登山口は、県民の森公園センターで、そこから立烏帽子山-池ノ段-比婆山-烏帽子山とぐるっと縦走する10km位のコースが人気です。
私の場合は、立烏帽子駐車場からスタートして、立烏帽子山-池ノ段-比婆山―烏帽子山、そして、そこから先の毛無山-伊良谷山-牛曳山-公園センター-立烏帽子駐車場という、上級者でも満足できる比婆山連峰完全1周コースを縦走しました。
その時の登山レポートその2の池ノ段から比婆山を経て出雲峠までです。
立烏帽子駐車場から池ノ段までのその1はこちら
池ノ段から比婆山に向けては、まずは、正面にドンとある比婆山に向かっての緩やかな下りから始まります。
やがて、林に入り、そこそこちゃんとした下りになります。といっても、高度差100mちょっとだと思います。
下りきった鞍部が越原越(おっぱらごえ)です。
ここは、立烏帽子駐車場から池ノ段を経ずに直接来ている道と、公園センターからの道との交差点です。
いったいどっちが正解なんだ?
まあ、大した問題でもないので、気にせず先を進みます。
ブナ林の中を緩やかに上っていきます。
そして、池ノ段から約35分で比婆山頂部分に到着です。
看板では、天皇一族の墓という意味の御陵と出ています。
比婆山頂は、門栂という、2本の栂の木が、門になっているような形をしている所から始まり、山頂部はかなり広く、うっそうとしています。
さすがに御陵だけあって、雰囲気があります。
比婆山山頂は、展望というより御陵ですね。
比婆山を後にして、次は烏帽子山に向かいます。
この区間の縦走はほんとうに楽です。
烏帽子山の下で、ルートが西回りと東回りに分かれます。
どっちを選択しても200mの距離で烏帽子山山頂です。
私は東回りを選択しました。
そして、比婆山から1.1㎞、約15分で標高1225mの烏帽子山山頂に到着です。
烏帽子山山頂は、なかなか広く、東側の展望が開けています。
椅子もあり、絶好の休憩ポイントですね。
烏帽子山を出発したら、1.6㎞先の出雲峠に向かいます。
この区間、標高差200m以上でかなり下ります。といっても、一般的な縦走の範囲です。
それでも、今まで大した下りでなかった分、かなり下らされたと感じてしまいます。
約20分で出雲峠に到着しました。
出雲峠は、少し開けていて、椅子も避難小屋も水場もトイレもあります。
しかし、トイレは汚いうえに暗く、大をする人や女性にはかなり厳しいものがあります。
普通は、ここから公園センターに向かう所なのでしょうが、私は完全1周コースなので、このまま毛無山方面に向かいます。
コースタイム 池ノ段 → 35分 比婆御陵 → 15分 烏帽子山 → 20分 出雲峠
なお、比婆山連峰登山のコースはこの本が一番わかりやすいです。
2015年5月上旬
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