男木島の観光・見所
香川県高松市にある男木島の名所・見所について書いてみます。
男木島観光する際に参考にしてください。
男木島に行く交通手段としてはフェリーです。
高松駅近くのフェリー高松港から出ています。
高松港からフェリーで40分ほどで男木島に到着します。
フェリーは、男木島の前に女木島に寄ります。
男木島と女木島セットで観光すると、時間的にちょうどいい感じです。
私も、男木島の前に女木島観光をしてきました。
さて、男木島に着いたら、最初はフェリー乗場にある男木交流館に行きましょう。
男木交流館は、瀬戸内国際芸術祭2010で制作されたスペインの現代芸術家、ジャウメ・プレンサの作品「男木島の魂」で、貝殻をイメージした白い屋根には8つの言語の文字がデザインされており、建物自体がアートになっています。
男木交流館はフェリーの待合所にもなっていて、トイレも観光パンフもあります。食事もできます。
それに、レンタサイクルもできます。電動レンタサイクルもあります。
私は、ウォーキングで男木島観光をしました。
まず向かったのは、男木島灯台です。
島の西側の舗装路を歩いていきます。距離は、フェリー乗場から片道1.5㎞程です。
直島や豊島などの瀬戸内の景色を眺めつつ歩いて行きます。
男木島灯台は、雰囲気こそありますが、大きな灯台ではありません。
ここには、公衆トイレも灯台資料館もありましたが、冬季の平日なのでどちらも施錠されていました。残念。
で、男木島灯台の所にはキャンプ場もあります。
男木島灯台からは、タンク岩とジイの穴に向かって登っていきます。
はっきり言って、けっこう上ります。覚悟しておいてください。
この登りが男木島の水仙郷となっているのか、水仙がたくさんありました。
時期的にバッチリだと思ったのですが、3分の1ほどしか咲いていませんでした。
少し上ると、島の東側を通る遊歩道の分岐がありましたが、とりあえずはそのまま上に進み、タンク岩を目指します。
そして、次の分岐を左に行くと、ほどなくしてタンク岩です。
玄武岩の柱状節理であるタンク岩と岩海は、ちゃんとした靴でないとすぐ近くには行けません。
再び分岐まで戻り、そのままジイの穴に向かいます。
ジイの穴は、すぐお隣の女木島の洞窟を棲家にしていた海賊の副大将が「ジイ」という名前で、この穴に子分と一緒に、隠れ家として住んでいたと云われています。
この穴は、正直、ヘッドランプさえあれば、少し入っていくことができます。
ジイの穴の所には、屋根付きの展望台というより休憩舎があり、瀬戸の美しい景色を眺めることができます。
すこし休憩して、今度は今来た道を戻り、島の東側を歩いて行きます。
舗装路ではありませんが、道はよく整備されています。
ある程度進むと、舗装路になります。
そのあとはしばらくして、大井海水浴場に向けて下りる道に曲がり、大井海水浴場から海岸線を歩きます。
この海岸線からは、五剣山や屋島の景色がいいですね。
あと、男木島も瀬戸内国際芸術祭の舞台だったので、屋外のアートがあります。
そのひとつ「歩く方舟」というアートがありました。私には、正直、キノコが並んでいるとしか見えませんでした。ちなみに、他にもアート作品はあるので、見逃さないようにしましょう。
で、「歩く方舟」のあとは加茂神社に行きます。
加茂神社の後は、神井戸を見て、男木交流館に一度戻ります。
これで、男木島を1周したことになります。
最後は、この周辺にある集落の散策です。
普通は、島に着いたらまず最初に見て回る部分ですね。
男木島の集落の特徴は、島の斜面にへばりつくようになっている点です。
この中を、細い路地がいくつもあります。このなんともノスタルジックな石垣が多い路地を散策します。
また、男木島は猫の島としても知られています。路地を歩いていると、人懐っこい猫が寄ってきます。猫好きにはたまらないでしょうね。
集落内には、男木島路地壁画プロジェクト wallalleyというアートがあちこちで見られます。
「wallalley」とは「wall(壁)」と「alley(路地)」を組み合わせた造語で、島で集めた廃材や廃船などに風景のシルエットをカラフルに描き、民家の外壁に設置した作品です。
そんなのを眺めつつ、男木島に来る人がほぼ全員寄る豊玉姫神社に行ってみます。集落の上にあります。
雰囲気のある石段を上って行きます。
石段から見る瀬戸の景色は素敵です。絵になります。
こんな感じで動いているうちに、最終のフェリーの時間が近づいてきましたので、フェリー乗場の男木交流館に戻りました。
私は、男木島で4時間ちょっといましたが、余裕で1周したうえ、色々と観光することができましたし、のんびりする時間もありました。
車は、全く走っていませんし、とても素敵な島だと思います。
ただ、私は冬季の平日というオフシーズン中のオフシーズンに行ったので、春から夏にかけての休日は、結構観光客が歩いているのかもしれません。
そして、オフシーズンだと、ほとんどの屋内展示アートや数少ない飲食店が閉まっています。ということで、食事ができません。
なので、オフシーズンに男木島に行くのであれば、飲食物をあらかじめ用意しておいた方がよさそうです。
あ、でも、男木交流館で食べることができますね。
以上、男木島の観光レポートでした。
2018年1月下旬