西黒森登山
西黒森は、愛媛県と高知県の県境にある標高1861mの山で、四国100名山の一つでもあります。
読み方は「にしくろもり」です。
西黒森は、石鎚山の東近くに位置する西日本屈指の高峰なのですが、瓶ヶ森林道から、短時間で登山することができます。
西黒森の西隣には、日本300名山の瓶ヶ森があるので、併せて縦走登山してもいいのですが、私は、瓶ヶ森は何回か登ったことがあるので、今回は、西黒森単体で登山しました。
その時の西黒森登山レポートです。
西黒森の登山口は、西黒森の西と東の瓶ヶ森林道にあります。
西黒森の為の登山口というより、縦走路の入口です。
おそらくですが、西にある登山口の方が、若干近いのではと思います。
地図を付けておきます。
その登山口には、駐車場もトイレもありませんが、2~3台停めることができるスペースがあります。
トイレは、1㎞ほど西にある瓶ヶ森登山口で済ませておきましょう。
登山口には、吉野川源流の碑があります。
準備をして西黒森登山開始です。
まずは、林道から10mくらい上の縦走路まで登ります。
縦走路のT字路を西黒森の方に向かいます。ちゃんと看板もあります。
縦走路は、そんな太くはありませんが、はっきり明瞭です。
ハイキング感覚のつもりだったのですが、急登ほどではありませんが、意外と急です。
それでも、時折、アケボノツツジが目を楽しませてくれます。
それにしても、登山道から見る西黒森は、かなり険しく見えます。そして、この後、それを思い知ります。
しばらく進むと、左に西黒森と案内が出てきます。縦走路上に山頂があるんではなかったんですね。
なお、まっすぐ行くと、東黒森方面です。
そこからが、急登で一直線に登っていきます。ふつうは、つづら折りになるレベルです。
ロープがある場所もあります。なくてもなんとかなるのですが、ありがたく使わせてもらいました。
それくらい急です。
登り切った笹原の奥に西黒森山頂はあります。
西黒森山頂自体は狭いです。
そして、かなり木に覆われています。
なので、山頂自体の景色は、あまりありません。
それでも、瀬戸内海方面の景色は、直前の笹原では見えませんので、ちょっと木々をかき分け進んでみましたが、葉が出てないからこそかろうじて見えた程度でした。
気を取り直して、直前の山頂部に戻ります。
といっても、20mほどです。
ここからは、北側を除く大パノラマが広がっています。
まず、瓶ヶ森の向こうにかろうじて望める石鎚山。
先ほど登ってきた、岩黒山・手箱山・筒上山。
南側は、さすがの大パノラマです。
東を見ると、東黒森から寒風山、笹ヶ峰まで続く稜線もいいですね。
この日は、空気が澄んでいたので、四国の半分くらい見渡せたのではないかと思います。
いや~すごい景色です。
ただ、私は、本当に360度見渡せると思っていたので、わがままながら残念な気持ちが少しありました。
絶景を堪能した後は、来た道で下山します。
急登区間は、慎重に下ります。
で、下山完了です。
西黒森は、とてもいい山だと思います。
ただ、同じくらいの労力と時間で登ることができる隣にある瓶ヶ森の方が、景色は360度見渡せる分ワンランク上です。
そういった意味では、立地が残念というほかありません。
でも、縦走する人や、四国100名山をやっている人であれば、西黒森は見逃せない山ですよ。
コースタイム 登山口(吉野川源流の碑) → 25分 分岐 → 10分 西黒森山頂 → 25分 登山口(吉野川源流の碑)
2018年5月上旬
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